ヒトラーは、理想的民主憲法下でも民主主義を合法的に?簡単に壊せることを証明した。

 民主的なワイマール憲法下で、愚かな大衆を扇動し独裁政権を実現した「ナチス」の手法。

 過ちは繰り返しませんと誓った私たちは、歴史に学ばなければならない。

“緊急事態条項” ワイマール憲法が生んだ独裁の教訓 
なぜ、いま緊急事態条項なのか――自民党改憲案の危うさ

 批評.COMより
麻生発言「ナチに学べ」から学ぶべきこと | 批評.COM
【ぼくたちが「麻生発言」から受け取るべき教訓は、民主主義そのものの脆さである。麻生さんがその発言で触れたワイマール共和政は、民主主義に疲れた国民がナチスを「民主的に」選ぶことによっていとも簡単に崩壊してしまった。

麻生さんが親ナチか否かという点にのみ焦点を合わせて批判を繰り返すのは不毛だと思っている。それよりも、民主主義の脆さをどうやって乗り越えるのかを考えるほうが大切である。

ナチスが政権をとったのは民主的なワイマール憲法の下である。その後、ナチスが自らの憲法を人知れず定めたような発言内容になっているが、ナチスがやったのは憲法改正ではない。憲法を否定し、ナチスに権力が集中するよう定めた授権法(または全権委任法)を成立させたのである。この法律の制定によって、ドイツの民主主義はナチス政権を超憲法的な存在と認めてしまったのだ。】一部抜粋

 BS日テレ・深層NEWS 
検証・ヒトラ―誕生▽独裁者はなぜ生まれたのか
【“独裁者ヒトラー”はなぜ生まれたのか。ドイツ国民の熱狂的ともいわれるヒトラー支持は、実際どうだったのか。現代人は歴史から何を教訓とすべきか。東京大・石田勇治教授に聞く。▽吉田清久、小西美穂キャスター(BS日テレ=9日後10.00)

ヒトラーの権力掌握法、怒りを覚えさせ聴衆誘導
東京大・石田勇治教授は9日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、ナチス・ドイツのヒトラーが権力を掌握した手法について語った。

 石田氏は、「ヒトラーは善悪をはっきりさせる言葉を選び、聴衆は怒りを覚え、人々は誘導されていく」と分析した。ナチスは党の主張を伝える弁士を育成していたことも紹介。映像も重視しており、「映画館で流れるニュースにナチスのプロパガンダ映像を入れていた」と】一部抜粋


検証・ヒトラ―誕生▽独裁者はなぜ生まれたのか20160509

  NHK BS1
BS世界のドキュメンタリー  ヒトラー 権力掌握への道 後編
【近現代史上前例のない組織的な大量殺りくを行ったアドルフ・ヒトラーとナチス。なぜ、これほど人種差別と憎悪に満ちた一人の男がドイツを支配し、社会全体を凶暴化し得たのか。1919年の第一次世界大戦後からナチスの独裁体制が確立するまでのおよそ20年間に焦点を当て、その真相を明らかにしていく。二つの大戦に挟まれた20世紀前半ヨーロッパの映像をカラーで再現した2回シリーズ。後編では、世界恐慌をきっかけにナチスが躍進し、ヒトラーが権力の座に上り詰めるまでを描く。
世界恐慌によってドイツでは失業者が溢れかえり、ナチスが人気を集めていく。1932年、ヒトラーは大統領選挙に打って出て敗れるものの、議会選挙で第一党となり、着実に勢力を拡大していく。1933年1月30日、ヒンデンブルク大統領はヒトラーを首相に任命。翌年、ヒンデンブルク大統領の死去により、ヒトラーは名実ともにドイツの頂点に立つ―。】一部抜粋



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