核廃絶と「人類愛」に基ずく平和主義を訴えた松井市長

「人間は、国籍や民族、宗教、言語などの違いを乗り越え、同じ地球に暮らし一度きりの人生を懸命に生きるのです。私たちは「共に生きる」ために、「非人道の極み」、「絶対悪」である核兵器の廃絶を目指さなければなりません。」

 「今、各国の為政者に求められているのは、「人類愛」と「寛容」を基にした国民の幸福追求ではないでしょうか。為政者が顔を合わせ、対話を重ねることが核兵器廃絶への第一歩となります。そうして得られる信頼を基礎にした、武力に依存しない幅広い安全保障の仕組みを創り出していかなければなりません。
 その実現に忍耐強く取り組むことが重要であり、日本国憲法の平和主義が示す真の平和への道筋を世界へ広めることが求められます。」

 対して安倍総理は、

「我が国は唯一の戦争被爆国として、現実的で実践的な取組(とりくみ)を着実に積み重ねていくことにより、「核兵器のない世界」を実現する重要な使命があります。また、核兵器の非人道性を世代と国境を越えて広める務めがあります」と、心にもないことを・・
※ 広島原爆の日:首相あいさつ
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 黒い雨降雨地域」を拡大を求める松井市長

「高齢となった被爆者をはじめ、今この時も放射線の影響に苦しんでいる多くの人々の苦悩に寄り添い、支援策を充実すること、とりわけ「黒い雨降雨地域」を拡大するよう強く求めます。」

 対して安倍総理は、

 「特に、原爆症の認定につきましては、申請された方々の心情を思い、一日も早く認定がなされるよう、審査を急いでまいります。」と返すが その実態は・・
※ 黒い雨:70年後の新証言 谷間の集落出身10人 広島
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 毎日新聞より
広島原爆の日:平和記念式典 松井市長が平和宣言 
【広島は6日、米国による原爆投下から70回目の「原爆の日」を迎えた。広島市中区の平和記念公園では、午前8時から平和記念式典が開かれ、原爆投下時刻の午前8時15分、参列者は1分間の黙とうをささげた。松井一実・広島市長は平和宣言で、いまだに遠い核兵器廃絶に対し「そのための行動を始めるのは今だ」と呼びかけた。】

広島原爆の日:平和宣言
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