格納容器から漏れ出した超高濃度汚染水の放射線量は2400万ベクレル、漏えい箇所の雰囲気線量は30ミリシーベルト、何れにしても人が即死するレベル。

 絶え間なく注水された冷却水は、超高濃度汚染水となって格納容器から建屋1階に・・

 今までは、メルトダウン直後に地下トレンチに溜まった超高濃度汚染水が問題とされていたが、
今後は、格納容器で再生産?される超高濃度汚染水の扱いが大問題となるだろう。

 ただ、漏れ出た汚染水の放射線量は、トレンチ滞留水の23億ベクレルに対して約100分の1の2400万ベクレル、地下にめり込んだ?核燃料本体に触れた冷却水ではない可能性も・・

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 テレ朝ニュースより
福島第一3号機の高濃度汚染水漏れを初めて撮影
【福島第一原発3号機の内部で高濃度の汚染水が漏れているのを、ロボットカメラが初めて撮影しました。

 映像は、18日に3号機内部のがれきを撤去しているロボットカメラが撮影したものです。東京電力によりますと、この汚染水は1階の格納容器のそばを排水口に向かって流れているということです。ストロンチウム90などの放射性物質が1リットルあたり2万4000ベクレルと非常に高い値でした。3号機の内部で高濃度の汚染水が撮影されたのは初めてです。この汚染水の水温が20度で、原子炉に注水している温度より高いことから、東京電力は、原子炉内の溶けた燃料を冷やした後の汚染水が格納容器から外に漏れている可能性があるとみています。】

 福島民報より
放射性物質2400万ベクレル 第一原発3号機の漏水
【東京電力は19日、福島第一原発3号機の原子炉建屋の床面で見つかった漏水を分析した結果、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2400万ベクレル検出されたと発表した。漏えい箇所と原因は特定できておらず、東電は調査を続ける。

 分析では、ベータ線を出す放射性物質以外に放射性セシウム134が1リットル当たり70万ベクレル、同137が170万ベクレル検出された。水温は20度だった。

 東電は1~3号機の溶融燃料を冷やすため原子炉内への注水を続けている。今回見つかった水は注水時の水よりも放射性物質濃度、温度とも高く、東電は「注水段階で直接漏れたものではない」としている。原子炉の格納容器の損傷部分から冷却後の水が漏れている可能性があるという。
 東電によると、原子炉内の温度や水位に変動はない。】