政府は原子力ムラ繁栄のため、日本原子力研究開発機構に800億円を注ぎ込み、
「福島を将来的に放射性物質研究の一大国際拠点にすることを目指す」
  
 福島原発事故を起こし壊滅の危機にあった原子力ムラは、ゾンビの如く復活し、除染利権、廃炉利権などを新たに手に入れ、自公政権の復活で、更に強大化して行き、日本は脱原発どころか原発推進に舵を切り始めている。

 河北新報より
福島に放射線研究施設 政府、800億円出資の方針
【政府が日本原子力研究開発機構に800億円超出資し、福島県に放射性物質の研究施設や、災害対応用ロボットを開発する拠点を整備する方針を固めたことが9日、明らかになった。11日に閣議決定する緊急経済対策の柱の一つに掲げ、2012年度補正予算案に盛り込む。福島の雇用や復興を後押しする考えだ。

 放射性物質の研究施設では、東京電力福島第1原発事故で発生した高放射線量の物質を取り扱う。遮蔽(しゃへい)機能の高い部屋を用意し、ロボットアームなどを使って分析、研究を行う。
 ロボット開発拠点には、原子炉の格納容器の実寸大模型を設置。水の漏えい部分を調査したり補修したりするロボットの実証試験や、運転員の訓練などを行う。

 政府は国内外の研究者を福島に集め、放射性物質分析などに携わる人材育成や、技術革新の推進を図り、福島を将来的に放射性物質研究の一大国際拠点にすることを目指す。】