自民党は、大敗した09年総選挙より小選挙区で165万票も減らしながら
64議席から237議席と大躍進。
比例区でも219万票減らしながら、こちらは55議席から57議席と微増。

 このマジックのような自民大勝利のカラクリは?民主自爆、低投票率の影響も大きいが・・

 小選挙区での自民党候補の得票率は43%、
対して獲得した議席は300議席の79%にあたる237議席。

大量の「死に票」を生み、民意を汲み取らない小選挙区制が生んだ歪みが、
組織票が物を言う低投票率と相まって自民党の大勝をもたらした。

 小選挙区制の生みの親・小沢一郎氏率いる“未来の党”は惨敗し、
宿敵・自民党に大勝利をプレゼントする皮肉な結果となってしまった。

 そして、低投票率にもカラクリが・・

 イカサマ選挙かは別として、
本来なら投票率の向上を目指す選管が(投票を呼びかけるCMは流しているが)
こぞって投票時間繰り上げを計り、投票率の低下に進んで貢献?したのも事実。

 いったい、誰の指示に拠るものだろうか?
投票率最低なのに…無効票「過去最高」というのも気になる。

 無効票と言えば“ブッシュ大統領の疑惑の当選”が思い起こされる。
今まで選挙結果に疑問など持った事はなかったが・・

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 毎日JPより
衆院選:得票率と獲得議席に大きな乖離
【 今回の衆院選10+件で小選挙区に出馬した自民党候補は、300選挙区の有効投票総数のうち43%の票を得たのに対し、獲得議席数は300議席の79%にあたる237議席と大勝した。
一方、民主党は有効投票総数に占める総得票率が22.8%だったが、300議席の9%にすぎない27議席しか獲得できなかった。得票率と獲得議席に大きな乖離(かいり)が生じ、各選挙区で1人しか当選しない現行の小選挙区制の特徴が改めて浮き彫りになった。

 今回の衆院選の小選挙区の有効投票総数は約5963万票だった。日本維新の会の得票率10+件は11.6%で、300議席の4.7%の14議席を獲得。今回最多の299選挙区に候補を擁立した共産党は、得票率7.9%に対し獲得議席はゼロだった。

 小選挙区は比例復活を除けば1人しか当選しないため、落選候補に投じられた票の多くが民意を議席に反映しない「死票」になる。候補9人が乱立した東京1区は得票率29.3%の自民党候補が当選し、落選候補の得票割合は計7割に達した。

 09年衆院選をみると、民主党は得票率47.4%で7割を超える議席を獲得。自民党も「郵政解散」の05年衆院選10+件で、得票率47.8%で同じく7割超の議席を得ており、選挙制度が選挙のたびに結果が大きく振れる一因となっている。】

衆院選:自民、比例57 前回並み
【16日投開票された第46回衆院選は、自民党が単独で半数を大きく超える294議席(小選挙区237、比例代表57)を獲得して圧勝し、3年前に失った政権を取り戻した。ただ、同様に296議席を獲得して大勝した05年衆院選の比例は77議席で、比例に限れば今回は20議席も少なく、119議席で大敗した09年の比例55議席をわずかに2議席上回るにとどまった。

 全国の比例得票数を集計したところ、自民党は1662万票で、05年の2588万票を大きく下回り、09年の1881万票にも及ばなかった。得票率も27.6%で09年の26.7%とほぼ変わらなかった。投票率が09年より約10ポイント低かったことも影響しているが、全国的に自民党支持が広がったとは言い難い。

 自民党の小選挙区候補の得票数を合計すると2564万票で、大敗した09年から165万票減っている。12政党の乱立で民主党と第三極勢力が非自民票を食い合った結果、相対的に自民党候補の当選する小選挙区が増え、自民党の獲得議席を押し上げた形だ。

 大敗した民主党の獲得議席は57議席(小選挙区27、比例30)で、現在の民主党が結成された98年以降最低だった05年の113議席(小選挙区52、比例61)の約半数まで落ち込んだ。比例の得票は962万票で、09年の2984万票から約3分の1に激減。旧民主党時代に挑んだ96年衆院選の894万票に近い水準となった。

 今回初めて国政選挙に挑戦した日本維新の会は54議席(小選挙区14、比例40)を獲得。比例の得票は1226万票で民主党を大きく上回った。みんなの党は比例で524万票と前回の1.7倍に得票を伸ばした。】