日本とアメリカでは、蒸気発生器の仕様及び条件は異なるが、原理的には同じもの、
「長期間の運転実績でこの様な不適合が生じていない」?とは言え、今後日本でも”配管破損、放射能漏れ”が起きない保証はどこにも無い。

 安全・安心のために、念のために三菱重工製だけでなく、日本中の原発の蒸気発生器を再点検するが必要だろう。

 時事ドットコムより
三菱重工の設計ミスか=原発の配管破損で米当局
【米原子力規制委員会(NRC)は18日までに、カリフォルニア州南部サンディエゴ近郊のサンオノフレ原子力発電所で今年1月に高温の汚染水が通る配管の一部が破損し、微量の放射性物質が漏れた事故の原因について、修繕を担当した日本の三菱重工業による設計ミスの可能性を指摘した。米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)などが伝えた。】

 marketnewslineより
三菱重工、米サンオノフレ原発の配管破損でコメント
【三菱重工 は21日、同社が製造した蒸気発生器の配管に生じた不具合により、米カリフォルニア州のサンオノフレ原子力発電所の運転停止命令が出されたことに対して「当社は当該機器の製造者として早期問題解決のために、お客様と共に徹底的かつ組織的な調査を行い、全力で支援しているところであります」とするコメントを発表した。

 三菱重工ではまた、「日本の発電所ではサンオノフレ原子力発電所向けと同型式の蒸気発生器は使用されておりません」「同発電所向け取替用蒸気発生器は、伝熱面積及び重量が国内向け蒸気発生器のほぼ2倍と超大型のものであり、国内で使用されているものとは仕様及び条件が異なっております。

 国内プラントの蒸気発生器では、長期間の運転実績でこの様な不適合が生じていないことから、類似事象が発生する可能性はないと考えております」とも述べた。

 サンオノフレ原発の蒸気発生器の配管に生じた不具合に関しては、原因は特定されていないが、三菱重工の設計上ミスの可能性なども一部報道で指摘されている。 】