たった30時間の停止で水素爆発の恐れがあるという、窒素注入装置が2時間半後も停止し、しかも今月に入り4度目で、まだ停止した原因すら判明していない。

 4号機プールの冷却水も、送水ポンプが止まったままで再開の目処さえ立たず、使用済み核燃料は現在も冷却されずに温度が上昇しているという。

 もし、圧力容器の外にある、4号機プールの1535本もの使用済み核燃料が、熱暴走しメルトダウンに至れば、1~3号機とは比較にならない程の甚大な被害をもたらし、恐らく日本は壊滅し、全地球規模の大事故になるだろう。

 それでも大飯原発の再稼動に血道を上げる、野田総理以下、各担当大臣は、日本にとって逆賊以外の何者でもない。

 事故が起きれば責任を取る?と言われるが、例え命を差し出しても償える訳もない。更に言えば、福島原発の事故の責任は未だに誰ひとりとして取っていない。

 NHKニュースより
原子炉に窒素入れる装置 一時停止
【東京電力福島第一原子力発電所で、13日未明、水素爆発を防ぐために1号機から3号機の原子炉などに窒素を入れる装置がおよそ2時間半にわたって停止しました。
この装置の停止は先月から4回と相次いでいて、東京電力が故障の原因を調べています。

13日午前1時すぎ、福島第一原発の1号機から3号機で、水素爆発を防ぐために原子炉や格納容器に窒素を入れる装置が停止しているのを作業員が見つけました。

 このため、予備の装置を動かしておよそ2時間半後に窒素の供給が再開したほか、その後、停止した装置も再び動かしているということです。

 この影響で、1号機の格納容器に設置している温度計の1つが、午前4時からの6時間で50度5分から55度5分へと5度上昇したということです。

 窒素を入れる装置の故障は、先月12日以降、今月4日と7日にも停止していて、13日で4回目だということで、東京電力が故障の原因を調べています。

 福島第一原発では、このほか、4号機の使用済み燃料プールで、12日午後3時前にプールに冷却水を送る配管のつなぎ目から放射性物質を含む水およそ40リットルが建物の内部に漏れ、停止している冷却水を送るポンプは再開のめどが立ってないということです。】

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