現実は厳しいとか、経済が成り立たないとか、屁理屈を並べず、謙虚に子どもたちの声に耳を傾けていただきたい。

 sanspo.comより
【東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を避けるため福島県から首都圏に自主避難した母子が7日、ニューヨークで開かれた会議に参加し、子どもたちは「(旧ソ連の)チェルノブイリ事故の時、なぜ大人はいつか自分の国の原発も危なくなると思わなかったのだろう」と問い掛けた。

 東京都世田谷区に避難した小1の深川凱聖君(7)はチェルノブイリ事故とその影響を聞き「僕は放射能がとても怖くなりました」と話し、大人が自国の原発の危険を考えなかったことに疑問を投げ掛けた。

 避難生活で「福島のお友達とも一度も会えていません」と語り、父は仕事のため福島に戻り、月に一度しか会えず「寂しいです」と述べた。

 横浜市に避難している小4の富塚悠吏君(10)は、避難が急に決まり友達や先生に別れのあいさつができなかったと話し「今は新しい学校に楽しく通学しています。でも時々福島のことを思い出し悲しくなります」と語った。福島の子どもや避難した友達を励ますためブログを始めたという。

 会議は国連本部で開催中の「女性の地位に関する委員会」の関連イベントで、日本の人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」と日弁連が共催した。】