セシウム花粉が風に乗って福島からやって来る。

 花粉が降り積もり、新たなホットスポットが出来るかも知れない、林野庁も健康へ影響がないとは言っていない、花粉症の人はさらに警戒が必要だ、覚せい剤も鼻粘膜から吸入するという、放射能が鼻から入ったらどうなるのだろう?

 J-CAST テレビウォッチより
 『今年はセシウム花粉が飛んでくる!症状悪化や新たな発症者』
【 春近づきたれば、花粉症。この話題は朝ワイドの定番であり、この時期は通常ならば、量と開始時期の予想などが聞かれるが、今年(2012年)はあらたな懸念材料が加わった。「花粉症に悩んでる人はたまりませんね」と司会のみのもんた。

それは、福島原発から放出されたセシウムが、スギの木などに付着し、取り込まれ、花粉に入って拡散するおそれである。これまでの農水省や放射線専門家の主な見解では、花粉から人間の粘膜に取り込まれるセシウムの量は超微量なため、スギ花粉吸入による被曝被害はありえないといったことになっている。

免疫力が低下
しかし矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授は、セシウム花粉が健康被害を招く可能性を指摘した。セシウム花粉はたとえ微量でも免疫力を低下させるかもしれず、「症状が激しくなったり、これまで症状がなかった人も症状が出る可能性がある」。

番組のVTRナレーションは「事故以来はじめての花粉シーズンで、影響はどのようになるのか、誰にもわかりません」と、率直ながらも頼りない結びとなった。】

 話題!ニュース365 動画より
 『セシウム花粉飛散、福島は2/20、関東は2/10頃から』
【セシウム花粉飛散、福島は2/20、関東は2/10頃から・今日の放射能拡散予測(1/4~1/6)スイス気象局

花粉症の方には、大変うっとうしい花粉の季節がまた今年もやってきます。

ただでさえ、いやな花粉ですが、今年は、去年の福島原発事故により飛散したセシウム等放射性物質が、花粉に付着して飛散しますので、花粉症の方ばかりでなく、一般の方も、いつも以上に、注意が必要です。

ウェザーニュースによると、今年2012年の花粉飛散開始は、例年よりやや遅くなるそうです。

[2012年花粉飛散傾向] - ウェザーニュース
(2012.1.5現在)
http://weathernews.jp/event/pollen2012/

2012年春の花粉の飛散開始予想図

関東では、2月10日頃から始まり、懸念される福島では、2月20日頃から飛散が始まるようです。

また、飛散の量は、関東では、去年の30%~50%、福島では、去年の10%~30%、宮城では、去年の30%~50%になるようで、やや少なくなる予想ですので、ちょっとはほっとしていますが。

2012年花粉飛散量予想(2012.1.5現在)
http://weathernews.jp/event/pollen2012/hisanryo.html

ところで、先日、林野庁がセシウム花粉について発表していました。
以下、大本営発表
http://www.rinya.maff.go.jp/j/press/hozen/111227.html
スギ雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査結果について(中間報告)
平成23年12月27日農林水産省

http://www.j-cast.com/2011/12/28117828.html?p=all
スギ花粉のセシウム「健康への影響非常に小さい」林野庁調査
2011/12/28 14:15
スギの雄花とその内部の花粉に含まれる放射性セシウム濃度を調査している林野庁は、2011年12月27日、福島県内の87か所の調査結果を中間報告として発表した。その結果、スギの雄花に含まれる放射性セシウムの濃度は、最も高いスギ林で1キログラムあたり約25万ベクレルで、仮に同じ濃度の花粉を人が吸入したとしても、1時間あたり 0.000192マイクロシーベルト程度となり、「人の健康への影響度合いは非常に小さい」としている。
農林水産省等は、放射性セシウムがどの程度花粉に存在するかは明らかになっていないことから、2011年11月25日より、福島県ほか関東・東北15都県のスギ林182か所で調査を開始した。
福島県内87か所以外の、残り95か所のスギ林から採取した雄花に含まれる放射性セシウムの濃度の調査も進めており、すべての調査結果の取りまとめは、2012年2月上旬に公表する予定だ。

ちょっと!何?!「健康への影響非常に小さい」って。
林野庁って、セシウムの人体に対する影響を専門に調べてる官庁?
違いますよね。全くの畑違いでしょ!
なのに、簡単に「健康への影響非常に小さい」なんて、まるで御用学者のような発言しないで欲しい。
花粉は、花粉症の人にしてみれば、それだけで「十分健康に影響がある」のに!!!
一体、何を考えてこんな発言をするんでしょうか!
悲しくなります。

この一言で、林野庁の調査自体も信じられなくなりました。

更には、1キログラムあたり約25万ベクレルと軽く言っていますが、内部被爆だけで言えば、私たちは、去年3月から、ずっとセシウムを吸い込んでいて、今現在も福島原発からの放出は止まっておらず、また同時に、食物からも取り込んで、内部被爆を続けているわけです。
その上に、この25万ベクレル/kgが加算されるわけですよね。
今までのセシウムの内部被爆による内部被爆総数量は計算されていません。
言及されていません。
おかしなことです。

と、いうことで、
実際の影響がどれほどなのか、はっきり分かりませんので、やはり自己防衛に徹して、しっかりとマスク等セシウム花粉対策はした方がいいと思います。】

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