福島県楢葉町の役場庁舎を中心とする約4haの、環境省直轄除染業務を、
前田建設が1650万円で落札、
しかし、入札予定価格を大幅に下回るこの入札額が安すぎると一部で問題視されている??

 この事業に、清水建設1890万円、大林組1億2300万円、大成建設は2億7700万円で応札しているが、そもそも除染の適正価格などあるのだろうか?1650万円は格安なのだろうか?

 もし仮に、前田建設や清水建設の応札額が、入札予定価格を大幅に下回り、
足切りに遭っていたとしたら、大林組が1億2300万円で落札していたかも知れない。

 除染事業には、1650万円で出来る業務を、入札予定価格を水増しして、1億2300万円で落札させ、差額1億750万円の一部を環流させる、金環蝕(石川達三作)のモデル・九頭竜ダム汚職事件(1))のような汚職の温床になる素地は十分にある。

 汚職の歴史は、政権党・自民党の歴史そのもの、今後も、税金を食い物にしようと除染利権に群がる、不届き物たちの監視が必要だろう。まして今は総選挙が間近か?もうすぐ妖怪たちが暗躍する季節がやってくる。

 asahi.comより
国の本格除染事業、1月に楢葉町から開始
【 環境省によると、最初に本格除染に着手するのは、楢葉町役場周辺の体育館やコミュニティセンター、
道路など約4ヘクタール。空間放射線量は毎時0.5マイクロシーベルト前後という。作業にあたる業者を公募中で、1月に契約を結び、今年度中に作業を終える計画。同省は、ほかの市町村でも、自治体側との調整が整い次第、除染作業に入る考えだ。】一部抜粋

除染事業、環境省が格安で発注 地元業者「できるのか」
【東京電力福島第一原発事故の警戒区域内で環境省が進める除染の受注業者を決める初の競争入札で、大手ゼネコン2社が1億円超の金額を示すなか、同省が予定価格を大きく下回る1650万円で契約を決めた。地元の建設業者からは「こんな低価格できちんとした除染ができるのか」との声が出ている。

 初の発注となったのは、福島県楢葉町役場の周囲約4ヘクタールで、放射能汚染を清掃や高圧水で取り除く作業。5日に環境省で競争入札があり、前田建設工業1650万円、清水建設1890万円、大林組1億2300万円、大成建設2億7700万円――という応札額(消費税抜き)になった。

 同省会計課によると、1650万円は、同省が事前に定めた予定価格(非公表)を大きく下回っていた。このため、この日の契約は見送り、翌日に前田建設工業から事情を聴いた結果、特に問題はないことを確認して契約したという。】

はてなブックマーク より
【realtime24
除染事業、環境省が格安で発注 地元業者「できるのか」 2012/01/22
e-domon
仕様書如何だよね。仕様書通りの作業内容でも結果がともなわなければしょうがないのだけれど。 2012/01/2210 clicks
napsucks
「線量下がらないから目標以下になるまでもう一度やりなおし!」とか、結果の保障をさせられるリスクがあるけど、そこさえ回避すればだいぶ安くはできるだろうね。 2012/01/223 clicks
strawberryhunter 犯罪
高圧水で掃除するバイトをしたことがあるが概ね同じだろ。誰でもできるし、洗浄機と水と電源さえあればできる。たった200m×200mで1億もかかるわけがない。地元住民が落札した方が経済性・信頼性の面で安心のはずだが。 2012/01/22
ruletheworld 311東電核自爆テロ, 放射性物質, 除染利権
問題なければいいんじゃね 2012/01/22
myogab
事の良否の判断はできないけれど、これを利権にしたかった業界の思惑は挫かれたのかな。今後、請け負った所へのネガキャンが始まるんだろうけど、慎重に判断しないとね。あと、もしダメでもそこは役所だし。 2012/01/22
shueiwakabayasi 原子力, 事故, 放射能汚染, 日本人
そもそも本当に”除染”が可能なのか、というところから考える必要がありそうです。 2012/01/22 】

 建設通信新聞より
初の国直轄除染 前田建設に/福島・楢葉町役場周辺4ha対象/環境省
【環境省は福島第一原子力発電所事故の警戒区域内における、初の国直轄除染事業となる
「平成23年度楢葉町役場周辺調査等緊急除染実施業務」に着手する。
 除染対象エリアは、福島県楢葉町の役場庁舎を中心とする約4ha。放射線濃度の事前調査を行った上で、
建物・家屋、道路、……】

環境省 除染モデル事業 福島での直轄事業について
入札公告:平成23年度楢葉町役場周辺調査等緊急除染実施業務(~2012年01月05日)
入札説明書