マイナス思考から「抜けださせる」習慣 | 人生を変える「習慣化」ブログ

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習慣化コンサルタント古川が綴る「人生を変える習慣」
人生が変わった!という深い感動を共に味わう
を使命に、日々の気づきを発信しています。

 

 

習慣化コンサルタントの古川です。

 

「失敗を恐れすぎて行動しない」

「自分で考えて動くより指示ばかり求めてくる」

「毎日のストレスで疲労困憊している」

 

このような部下の反応は、

「マイナス思考」が根底にあって生み出されます。

 

不安を先取りして、

失敗恐怖を大きくしていたり、

自分に自信がないため、

上司の指示がないと動けなかったり、

自分でうまく出来事の整理ができないため

ストレスを溜め込んでしまいます。

 

上司としてどうすれば、

部下のマイナス思考習慣を変えることに関われるのでしょうか、

その手法を紹介します。

 

 

☆やたら褒めるより、物の捉え方の習慣に関わる

 

マイナス思考の部下を見ると、

上司としては「とにかく褒める」か

「もっと楽観的に考えようよ!」となりがちですが、

部下はこのような対応をされると、

ポジティブの押し売り・・と感じて

余計に自分の殻から抜け出せなくなります。

 

やたらと褒めるより、部下自らが思考習慣を変容できるよう

方向づけして関わることが有効な方法です。

 

まず、出来事と感情と思考の関係を

以下の図の通り示します。

 

私たちは、出来事にすぐさま感情反応があるので、

思考の存在を感じません。

 

また、この思考はほぼ

無意識的なプログラムで作動しているため、

本人では自ら抜け出すことが難しく、

客観的な立場である上司の関わりがとても有効です。

 

大切なことは、思考の修正をする習慣であり、

その習慣化は6ヶ月の道のりとなります。

 

6ヶ月というと長い気がしますが、

上司と部下は毎日のように会話をします。

 

つまり、既に上司は良くも悪くも思考習慣に

大きな影響を与えています。

 

また、ビジネスの現場では

辛い局面に遭遇することが日常です。

 

そんな時、上司がどのように物事を取られて、

どのように考えて行動するのかを知ることは

部下にとって思考習慣の変容に大変参考になります。

 

では、ビジネスで成果結果を出し、

メンタルコントロールに役立つ

思考習慣を2つご紹介します。

 

この内容を元に会話をしていただければ、

部下の思考習慣が良くなっていきます。

 

 

 

 

 

☆2つの思考習慣

 

私は、拙著「マイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣」で、

卓越した成果を出す人の思考パターンを研究し、

9つの分類にしました。

 

その中で部下の思考に影響を与えやすい

2つの思考習慣を紹介します。

 

部下を指導するときに、

この思考を適用して会話すると効果的です。

 

 

思考習慣1.できることに集中する

 

ストレスマネジメントの最大のコツは、

できることとできないことを明確に区別することです。

 

多くの部下が失敗を恐れて行動が止まるとき、

自分ではどうしようもない結果や

相手の反応を予想しすぎています。

 

たとえば、営業マンのケースで言えば

このような思考を繰り返すと前に進めません。

 

「お客様が受け入れてくださるか、

競合他社がどのような提案・価格を提示してくるか、

それによって受注できるかどうか、

できなかったら今期の営業目標が達成しない。

この商談は必注だけど、その自信がない。」

 

こんな時、上司は部下の思考をできること、

できないことに区別することに関わると効果的です。

 

「お客様が受け入れてくださるか、

競合他社がどのように動いてくるかは、

100%自分でコントロールができない相手の領域だよね。

 

そこに焦点を持っていっても堂々巡りするだけ。

自分が100%できる自分の領域の行動はなんだろう?」

と問いかけます。

 

明確に答えが出てこなくても、ここでの自分の領域は、

・ニーズを聞くこと、

・提案内容を考えること

・競合他社の提案内容をお客様から聞くこと、

・自社の提案が相手にどのように評価をされているか聞くこと

という、結果ではなくプロセスに焦点を当て直すことです。

 

結果は100%コントロールできません。

 

運もあれば相手の社内事情、

競合他社の動きもあるからです。

 

できることは、「人事を尽くして天命を待つ」。

 

まず、ここで人事を尽くすとは何か?

を徹底的に考えて、最大限の努力をすることです。

 

その焦点化をするために

上司が関わることがとても重要です。

 

 

思考習慣2.白黒思考から抜け出す

 

マイナス思考の根底にあるのは、

0点か100点か、白か黒かの二極化思考です。

 

ネガティブな感情を生み出すのは、

良かったか・悪かったか、できた・できなかった、

ある・ない、という2つに一つの選択で考える思考であり、

且つ100点でないから0点と自分を責めることです。

 

自分を責めることと、自分に厳しいことは違います。

 

自分を責めるのは0点の自分に落ち込むこと、

自分に厳しいとは、現状を受け入れながらも

理想に向けて自分を叱咤激励することです。

 

現状を客観的に見る思考が存在するかどうか

の違いがあります。

 

白黒思考から抜け出すためには、

グレーゾーンを見ること、

0点か100点かではなく、

20、30点かという「間」を見ることです。

 

たとえば、「A社への提案が上手くいっておらず劣勢です」

と相談があったとします。

 

ここで白黒思考である

「上手くいっていない」という表現を捉えたら、

「上手くいっていないということだけど、

何を持って上手くいっていないと思っているのかな?」と聞きます。

 

おそらく部下からは、

お客様の反応などたくさん要因が出てくるでしょう。

 

ここでいきなり対策をアドバイスするのではなく、

「KPTの指導」をお勧めします。

 

KPTについては、前回の記事をご参照ください。

https://ameblo.jp/syuukankaconsulting/entry-12573709027.html

 

簡単にいうと

「上手くいっていること、

課題・反省点は何か?

今後どうするのか?」

という3つの焦点で質問することです。

 

この質問を受けることで、

部下は0点ではない営業活動に気が楽になり、

承認された気持ちになります。

 

また、前向きな気持ちを自ら取り戻せます。

 

 

以上のように、2つの思考を部下が

自ら身につけられるとそれだけで

ポジティブに考える土台となる習慣が生まれます。

 

ぜひ、部下指導の対話に生かしてみてください。

 

 

 

 

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