前回の集客のためのマーケティング講座①で「顧客」を深く理解する事について書きましたが、
「顧客」とはいったい何なに?
一般的な経済学の教科書には経済学の目的とは「人間の欲望は無限であり、
その欲望を満たす為のものが経済学である。」と定義されています。精神的な「欲望」と
(ここではとりあえず顧客のニーズと理解しておきましょう。)と「需要」は違います。
例えば、あなたが有る店舗のオーナーである欲望(店舗集客をしたいとか・そのために
デジタルサイネージ・電子看板を手に入れたい)を持ったとしてもそれはあくまでも
欲望の範囲を超えていません。この「欲望」に「対価を支払う意志と能力」が伴って
初めて「需要」が生まれるのです。つまり消費者が自分の欲望を満たすために
「対価を払ってもよい」と考えて初めて「欲望」から「需要」に変わるのです。
マーケティングで言う4つのPの内の価格戦略(Price)が伴って「需要」が生まれるのです。
この経済学で言う「需要」すなわち、マーケティングでいう「顧客のニーズ」に
答えるのが企業の使命」です。
ピーター・F・ドラッカー「企業を含めたあらゆる組織は社会の機関である。」
と定義付けています。また、企業を含めたあらゆる組織がそのニーズに答えて
財(商品)や役務(サービス)を提供する対象もまた社会でありコミニティーであり個人なのです。
ではニーズを満足させるとは具体的にはどう言う事なのか?・・
・ピーター・F・ドラッカーはこの問いに対して「顧客の創造だ」と答えています。
これだけではなんだかよく分からないので少し解説するとなんらかの「ニーズ」(不満)を
もっている社会及びコミニティーまたは個人は企業にとっては潜在的な顧客であり、
それらが持っている「ニーズ」(不満)に答える事を「顧客の創造」と言っているのです。
「顧客のニーズ」に答える具体的な方法については集客のためのマーケティング講座③で
詳しく書いて行きます。
電光掲示板の集客ドットコム株式会社
代表取締役 寺野 文成