平成28年9月11日
おやじも加わり3人になり後半の開始です。
☆ハンザ
○概要
作者:ミハエルシャハト
対象年齢:10歳以上
対象人数:2-4人
標準時間:60分程度
中世ヨーロッパにおいてバルト海の貿易を独占していたハンザ同盟がテーマで、商人となってバルト海で交易を行い最も成功することが目的のゲームです。
①手番の開始時に3ターラー(金の単位)を受け取ります。
②全ての都市に商品がなくなっている場合は必ず、一部の都市で商品がなくなっている場合は手番プレイヤーの任意で、1ターラーを支払い全都市に商品を補充することが出来ます。
③手番には「船の移動(1ターラー)」に加え、現在滞在している都市で「商品の購入(基本1ターラー)」「販売所の設立(商品と引き換え)」「商品の売却」のアクションが行えます。ただし、滞在している都市で連続してアクションは行えません。
④商品の購入は、都市の倉庫にある商品を購入できます。購入時、自分がその都市において販売所を一番所有していれば商品が無料になります。また、他のプレイヤーの販売所が一番の場合、そのプレイヤーに商品の購入費用を支払います。
⑤販売所の設立は、引き換えにする商品の価値分だけ販売所を設立することが出来ます。
⑥商品の売却は、自分の販売所のある都市で同じ色の商品を2個持っている場合に、その商品を売却できます。売却した色の商品をほかプレイヤーが持っている場合、そのうちの1個破棄する必要があります。ただし、売却の際、販売所は1件減ることになります。
⑦手番が終わるとき、手持ちのターラーと商品を必ず3個以内にする必要があります。
⑦上記の手番を繰り返し、商品のストックがなくなれば(正確にはストックは5個の山に分けておき、その最後の山から補充した場合)ゲーム終了です。
⑧売却した商品、手持ちの商品、販売所の設置状況から得点を出し、最も得点の高いプレイヤーの勝利です。
○プレイ経過
※今回、商品売却時の「売却した色の商品をほかプレイヤーが持っている場合、そのうちの1個破棄する」というルールを完全に漏らしています。
こんな感じで初期配置を行います。管理人は灰色、ちいが白、おやじが黄色になります。
序盤、中央の都市「Balmer」に3点の商品が置かれていたことから、商品の獲得に向かい、その後再度その都市に回ってきて販売所の設置、と管理人とちいがお互いこの都市でのトップを狙い販売所を積み上げていきます。
ちいに少し先行されたことで、管理人はこの都市の確保をあきらめ他の都市での交易に向かいます。
おやじは序盤から商品を売却を優先し勝利点を確保する方針、管理人、ちいは序盤に販売所をばら撒き徐々に売却にシフトするという作戦をとっています。
ちいの販売所が各地に建っています。管理人は、中盤に入るころには商品の売却優先にシフトしています。
終盤ですが、売却した商品(裏面にしてある商品タイル、奥がちい、右がおやじ)は親父が1、2歩リードしています。
そんなこんなで商品ストックがなくなりゲーム終了です。得点を計算してみると、商品は終盤追い上げた管理人が若干優勢でしたが、その分販売所で得点が稼げず、一方、販売所の数は少ないながら独占となる販売所を確保していたおやじが販売所で得点を上げ管理人に対し1点のリード。ちいは商品売却に取り掛かるのが遅れた分商品で稼げず、結果おやじの勝利となりました。とはいえ、結構重大なルールを見落としていたので参考程度です。
○評価
※ルールミスがあったこともあり暫定です。次にプレイしたときに必要があれば修正等行います。
まず気になる点といいますか何故かこのゲーム、プレイするまで紹介サイトやルールブックを読んでもイマイチルールというかゲームの勘どころというか、そういったのが把握出来なかったゲームです。基本的には商品を購入して売却するゲームで、その割に何故だろうと思っていたのですが、プレイしてみて思ったのは販売所に関するルールのせいなのかなと。
というのも、この販売所建てるのに商品が必要になります。お金で商品は買えるけど、お金で販売所は建てられない、商品は売れるし、ついでに商品で販売所が建てれる。うん、微妙に理解しずらいと思うんですが、この辺はどうなんでしょうね。更に、このゲームのお金はアクションポイント的なところがありますが、それがいるアクションといらないアクション(いらないアクションは商品が必要)があり、そうでありながら滞在都市ではお金を使用してもしなくても1アクションのみと、ルールを読んだ時点で管理人的に何かこう微妙な理解し辛さみたいなものがあったゲームですね。
とはいえ、実際にゲームをしてみるとこの理解し辛さみたいなものが、まあそういうもんなんだと思ったよりすんなりと把握でき、難しさはなかったです。
ゲームとしては、いかに効率よく各地を回りながら、商品を集め販売所を建て商品を売却するかを考えるのが面白いゲームです。
プレイ前は理解しずらいと書きましたが、実際にプレイしてみるとこの販売所は「効率よく」のためには非常に重要で、ある都市で独占すると商品がただで手に入るということは、それだけその都市をルートに組み込めばより手数が増やせるということでもあり、また、他プレイヤーが商品を買えばその資金を受け取ることで更に手数が増やせます。また、販売所は商品の売却にも必要なので、手番の最後に3個を越える商品が破棄されることもあり、各地をどう回って商品を集め販売所のある都市に行くのか、そう考えるとどの都市に販売所を建てておけばいいかなど悩ましいですね。
さらに、それだけ重要な販売所を建てる為には商品が必要となります。とはいえ、この商品は得点にもなるので得点として売却するのか、販売所を建てるのか、この辺も悩ましい要素です。まあ、このために販売所に必要なリソースが商品なんでしょうね。
また今回は完全にすっ飛ばしましたが、商品を売却すると他プレイヤーは同色の商品を失うという要素も、単純に得点の高い商品を集めるだけでなく、他のプレイヤーの手元を見た商品集め、自分の手元もそれを踏まえた商品の購入と結構な絡みになって面白い要素だと思います。
今回は面白そうな要素の一つを飛ばしていたので正確な評価ではないと思いますが、ゲームの開始から最後まで見た目のほとんど変わらない盤面など地味な印象ではありますし、商品→販売所がまだ納得がいってないこと(システムとしては理解できたし必要だとは思いますが・・・)もありますが、各アクションにしっかりとジレンマがあり、このジレンマに悩みつつもいかに手番手番を効率よく動いていくかというのが面白いゲームだと思います。
☆サムライ・ボードゲーム
○概要
「自宅ゲーム会1前半」 を参照。
○プレイ経過
ゲームスタート時の様子です。3人なので本州と九州のみを使用しますが、せっかくなので北海道もセットはしています。管理人は青、ちいが赤、おやじが緑です。
序盤は九州、近畿で管理人とおやじ(初プレイ)が争いますが、そこは経験者の分管理人が上手く立ち回ります。ちいは船ばかり来ていたようで、手札をまわすためもあり瀬戸内に船を配置していますが、実際はあまり上手く使えなかった印象です。あとは、いつものように江戸の周辺を押さえに走っていますね。
この後は、争乱が全国に広がりますが、基本的に管理人が上手く立ち回り、九州、近畿、東北といった地域で優位に立ちます。江戸周辺は完全にちいに任せて放置してました。
そんなこんなで、全国のコマが全てとられゲーム終了です。江戸は予定通りちいが押さえましたが、江戸の周辺では管理人やおやじに取られた地域も結構ありますね。結局、3種類のコマのうち2種類で単独トップ、1種類でトップ対となった管理人の勝利です。
○評価
とりあえず、面白いです。
ちいのように単独で大都市を囲むのはかなり無駄(完全に囲まないと取れないけど、単独プレイヤーで囲むとそれだけ必要とする手番が多く、さらにオーバーキル状態になる)が発生するので、他プレイヤーとの競合(しつつ出し抜く)というのは重要だと思います。今回のおやじの後の管理人のように、慣れないプレイヤーの後番はかなり有利なので、プレイ感がつかめてきたらリセットしてやり直すくらいはしてもよかったかもしれません。
ここでおやじが外れ、残り時間も少なくなってきたので最後に再度手軽な「バトルフォーヒル218」で締めています。
☆バトルフォーヒル218
○概要
「自宅ゲーム会35」 を参照。
○プレイ経過
詳細をイマイチ覚えていなのですが、多分一勝一敗くらいだったかな。
○評価
今回の評価は前半を参照。
ここで時間となり、ゲーム会は終えています。今月ちいと出来そうなのが今日くらいなのですが、メンバーが少なかったのが残念ですね。次月はもう少し事前に声がけをしておきたいものです。