世界の野球写真展(3/15)に参加してきました | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 この週末、俺は野球に関連した2つのイベントに立て続けに参加してきました。土曜日に千駄ヶ谷と原宿で開催された「世界の野球写真展」、そして昨日その写真展の参加者により高田馬場で開催された飲み会の2つです。写真展の方は、1月25日に開催された同じイベントがさらにパワーアップして帰ってくるということで、ずっと前から個人的にも楽しみにしていました。


 どちらのイベントにも、俺はベースボールブリッジの代表として参加。土曜日は職場のシフトの関係で、前日夕方からの17時間に及ぶ夜勤をこなしてから現場に直行しました。今回のイベントでは、ベースボールブリッジもイベントの出展者となっていたこともあって、開会前の準備から手伝わせてもらうことに。サブ会場となった「デザインフェスタギャラリー」の、302号室の写真の掲示を仲間とともに担当しました。途中入れ替わりもあったものの、今回は合計7名のメンバーがベースボールブリッジの一員として会場に参戦。準備段階ではセニキことブログ「世界の野球」管理人さんや、MLBファンサークル「Far East Division」のリーダーであるNPB Prospect Watchさんなども会場に訪れ、見知った顔ぶれの集合に感慨深いものを感じました。


 準備の終了後はベースボールブリッジのメンバーは2手に分かれ、メインとサブ両会場それぞれで行動を開始。実は今回写真展に参加した目的には、来る5月18日に開催するイベント(後ほど記事下部で告知します)のPRも含まれていたのです。俺はメンバー2名とともにサブ会場→メイン会場(レンタルスペースさくら)→サブ会場と移動し、それぞれの場所で他の参加者と交流を深めながら告知に励みました。


 それにしても今回のイベント、やはり写真が持つ「感覚に訴える力」は凄かった!!画質そのものももちろん素晴らしいのですが、映っている選手たちやファンの人々の姿に物凄く躍動感があり、ただ静止画像を見ているだけなのにもかかわらず、スタンドの歓声や審判のコール、打球音やベースに滑り込む時にスパイクが地面を削る音などが耳に聞こえてくるかのようでした。告知が目的とは言いながらも、主催者である若杉くんがあちこちを回って撮影してきた写真をまた観たいという、至ってシンプルな動機も俺にはやはりあったんですが、完全に世界に引き込まれましたね。いい意味で圧倒された感じがしました。


 しかし、今回のイベントの強みは写真だけではありません。「東京野球ブックフェア」「Art×Baseball展」という2つのイベントとのコラボ形式で行われたこともあって、野球関連書籍の販売やアートの展示も非常に重要な要素となっていました。メイン会場の2階で行われたブックフェアでは、雑誌「野球太郎」の編集部メンバーである「菊池選手」こと菊池高弘さん(偶然にも、大学時代のサークルの先輩が同行していたのには驚きました)や、「甲子園のラガーさん」でお馴染みの善養寺隆一さんなど、著名な方々と直接お話しできたことに感動。地下1階でのArt×Baseball展では、野球にまつわる絵画の数々に目を見張りました。野茂英雄投手がドジャース時代に達成したノーヒットノーランの最後の1球を描いた作品や、往年の名選手レジー・ジャクソンを浮世絵風に描いた作品などが印象に残っています。


 また、既にTwitterなどでフォローし合っていた間柄の友人たちも、全国からこのイベントの為に駆けつけてきていて、彼らと会うことができたのも本当に楽しかったです。上で触れた2名をはじめ、ブログ「加油!中国棒球」管理人のweilianさんや「野球を愛でる。」管理人のikkiさんとは久しぶりに再会。「蘭学事始~オランダ野球~」管理人のmacchakiromenさん、「Baseball Helios」管理人のTomohiro Higakiさん(写真展では残念ながら会えませんでしたが、翌日の飲み会でご一緒しました)とは、ずっとTwitterで交流があったものの直接お会いするのは初めて。どちらもこのイベントの為にわざわざ上京してきていて、物凄い熱意を感じました。是非会ってみたいとずっと思っていたので、それが叶ったのは嬉しかったですね。


 それ以外にも、セルビア球界とかかわりを持っている方をはじめ参加者は皆熱い人たちばかり。特に、国際野球クラスタ大集合だったサブ会場では、それを顕著に感じました。1月の写真展の時もそうでしたが、今回のイベントもオフ会の延長戦のような雰囲気があったような気がします。一方で、同じ会場に来ていたのに残念ながらお会いすることができなかった方々も、少なからずいたのは残念。もしかしたらニアミスしていたかもしれませんが…。ちょっともったいなかったなぁ。


 俺自身は残念ながら当日のみの参加となりましたが、今回のイベントでは前日から数多くの方々が開催準備の為に作業をボランティアで手伝っていたとのこと。展示物の数も多く、非常に手間取ったという風に聞いていますが、それでもこうした1つのイベントを作り上げられたというのは物凄く意義があることだと思います。彼らと比べたら、俺なんか何もしていないうちに数えられるくらいでしょう。1月のイベントの時もそうでしたが、運営にかかわった全ての方々に「ありがとう、お疲れ様でした」という労いの言葉をかけてあげたいなと思います。本当にこの「場」があってよかった、そこに自分がいられてよかったと心から思います。


 さて、その写真展の場でも告知をさせていただきましたが、我々ベースボールブリッジも約2か月後にイベントの開催を控えています。今回は、自分たちが支援の最重要対象国として照準を合わせている、イランにおける野球事情の啓もうを目的に行う予定です。告知テンプレは以下の通り。


【タイトル】イランで野球代表監督やります!IranxBaseball トークイベント
【日 時】2014年5月18日 15時~
【場 所】東京都港区西麻布3-2-6 六本木安田ビル2階 イラン料理店アラジン
【出 演】色川冬馬(ゲスト)、田中亮多、配川啓史郎
【料 金】事前支払2000円、事前予約2500円、当日3000円


2013年、国際野球支援団体ベースボールブリッジは色川冬馬氏を野球イランユース代表監督に就任させます。
この会では何故ベースボールブリッジがイランを支援するようになったか、代表である田中亮多氏が語ると共に、色川氏がイランに渡り体験した事とイラン野球の現在と未来についてを熱く赤裸々に語ります。

イベント時には飲み物(紅茶)とお菓子が出ます。

当日は六本木駅と麻布十番駅からスタッフが会場へと誘導いたします。


【お問い合わせ先】info@baseball-bridge.org

--出演者略歴--

○色川冬馬
1990年1月2日生まれ、宮城県仙台市出身(24歳)
宮城・聖和学園高校、仙台大学卒業。 2009年に単身渡米して以来、米大リーグ入りを目指し、米国独立リーグやプエルトリコ・メキシコなどプロ・アマ合わせて5カ国で18チームでプレイしたベースボールジプシー。 これまでにも、自らの経験を通して地元仙台で野球関連イベントを催すなど、野球選手としてだけでない姿を覗かせていた。今回は、彼が独自に開発した新たな野球練習プログラムが高く評価され、2014年~イラン野球連盟と正式にイラン代表監督契約を締結。2013年4月~毎週木曜日23:30~FM太白ラジオ(78.9Hz)の「冬馬とベースボール」に出演中。

○田中亮多
1988年1月10日生まれ、千葉県出身(26歳)
千葉・小金高、早稲田大スポーツ科学部卒業。小学校3年まで、イギリス・クロイドンで過ごす。中学時代は内野手・外野手としてプレー。2009年WBCにおけるオランダの戦いに衝撃を受け、ヨーロッパ野球の世界に没頭する。
ブログ「欧州野球狂の詩」「欧州野球狂の詩(Ver.スポーツナビ)」管理人
国際野球支援団体ベースボールブリッジ代表。

【Twitter】@baseball_bridge
【公式HP】
http://www.baseball-bridge.org/
【公式ブログ】http://baseballbridge.blog.fc2.com/


 今回は、会場の規模や収容能力が過去2回と比べて大きく上がっているだけに、より多くの方々に参加していただきたいなと思っています。せっかく大きな箱でやるからには、たくさんの参加者の皆さんとひと時を共有したい!!これから2か月間、俺たちもイベントの成功のため全力を尽くす覚悟です。もちろん俺自身も、ベースボールブリッジの代表として、当日の登壇者の1人として、そして1人の野球好きとしてこれからこの一大プロジェクトに取り組んでいきます。参加希望の方は、是非上記問い合わせ先アドレスまでご一報ください。お待ちしてます!!