「純ヨーロッパ産」オランダ代表メンバー考えてみた | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 第3回WBCで、日本、ドミニカ、プエルトリコとともに4強入りを果たしたオランダ代表。ヨーロッパ勢では史上初のベスト4とあって、テレグラフやフォルクスラントといった全国紙でもその活躍が大きく報じられるなど、地元オランダにおいても注目度は非常に高い様子です。


 もっとも日本においては、バレンティンやジョーンズといったキュラソー出身者が今回のチームの主力を占めていることから、「オランダと言っても実質的には中南米カリブのチームだろ」「本土ではどうせ知名度低いんじゃないの」「このチームをヨーロッパ代表とは呼べないよ」という声が見られるのも事実。もちろん、特に今回野手陣がカリブのオランダ領出身者中心であること、そして彼らがオランダ代表にとって非常に重要な戦力であることは間違いないのですが、本国出身のメンバーも少なからずいる中、オランダファンの1人としては看過できない発言に思えます。


 「そんなにオランダの選手構成をいぶかる声が多いなら、純ヨーロッパ産の仮想オランダ代表を作ってやろうじゃないの」というわけで、今回はオランダ本国で生まれ育った選手のみで構成した、純粋なヨーロッパ勢としてのオランダ代表メンバー28人を、暇つぶしも兼ねて考えてみたいと思います。今回選んだのは、全てオランダのヨーロッパ圏で生まれ、オランダ国内若しくは海外リーグでプレーしている選手たち。フーフトクラッセでプレーしているキュラソーやアルバ出身者はもちろん、白人選手でもオランダ以外で生まれた面々は全て除外しています。当然言うまでもなく、全員がオランダ国籍の保持者。本当の意味での「欧州の雄」にもこれだけの選手がいるのだということが、少しでも伝わるなら嬉しいです。


(1)野手陣


捕手

・バス・ヌーイ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ロドニー・ダール(サンディエゴ・パドレス)

・マーク・デュルスマ(ヴァッセン・パイオニアーズ)


内野手

・ジェフリー・アレンズ(コレンドン・キンヘイム)

・ニック・ウルバヌス(テキサス・レンジャーズ)

・ドゥウェイン・ケンプ(DOORネプチューンズ)

・ヴィンス・ルーイ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ステイン・ファンデルミール(UVV)

・マリエクソン・グレゴリウス(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

・マイケル・デュルスマ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)


外野手

・ヴェスレイ・コナー(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・シャルディマー・ダンテ(DOORネプチューンズ)

・カリアン・サムス(シアトル・マリナーズ)

・バス・デヨング(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ケニー・バーケンボッシュ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)


(2)投手陣


先発

・ロブ・コルデマンス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・デビッド・バーグマン(コレンドン・キンヘイム)

・リック・バンデンハーク(三星ライオンズ)

・マイク・ボルセンブローク(レーゲンスブルグ・レギオネーレ)

・トム・ストイフバーゲン(ミネソタ・ツインズ)



中継ぎ

・ニック・ストイフバーゲン(コレンドン・キンヘイム)

・アーシュウィン・アシェス(コレンドン・キンヘイム)

・ケビン・ハイステック(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ジェレミー・アンジェラ(UVV)

・カイル・ワード(L&Dアムステルダム・パイレーツ)

・ティム・ローデンバーグ(DOORネプチューンズ)

・ベリー・ファンドリエル(DOORネプチューンズ)


抑え

・ロエク・ファンミル(シンシナティ・レッズ)


スターティングメンバー


(4)ウルバヌス

(6)グレゴリウス

(7)コナー

(9)サムス

(3)アレンズ

(D)バーケンボッシュ

(2)ダール

(5)ファンデルミール

(8)ダンテ