イギリスのBBCで、野球が取り上げられていた件 | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 イギリスの国営放送として、世界的に名の知られるBBC。外国メディアの中でも、比較的知名度の高い存在として、日本でもおなじみなのではないでしょうか(彼らの場合、昨年12月に日本の原爆被害者を茶化すような番組を放送したことで、最近は悪い意味で有名になってしまっているかもしれませんが※)。

 そのBBCが運営するラジオ局が、昨年の1月10日(奇しくも、この日は俺の22回目の誕生日でもありました)に放送した番組において、イギリス野球連盟(BBF)の当時の会長、デビッド・シェアー氏を招いて、イギリス野球の現状を取り上げていたので、この場でご紹介しようと思います。音声はすべて、典型的なイギリス発音のため、普段アメリカ流の発音に慣れている方にとっては、非常に癖がきつく感じられるかもしれません。ただ、母音を非常にはっきりと発音するので、慣れてくればむしろ日本人のカタカナ発音に近く、案外聞きやすいかもしれませんよ。

 動画は全部で3部構成になっており、いずれも10分弱くらいの長さとなっています。もし言葉が全く聞き取れなくても、現地の雰囲気を感じ取れるような画像もふんだんに使われているので、それを見ているだけでも十分楽しめると思います。リスニングのトレーニングも兼ねて、ぜひどうぞ。

第1部


第2部


第3部


※BBCは昨年12月18日、コメディー番組「QI」において、第2次大戦末期に広島と長崎で二重被爆し、同年に93歳で死去した原爆被害者・山口彊(つとむ)さんのことを、出演したコメンテーターが「二重被爆したにもかかわらず、93まで生きることができたのだから、ある意味世界一幸運な男かもしれない」と茶化すようなコメントをしたシーンを放送。これが日本でもニュースとなり、「原爆被害者を侮辱している」として大いに物議をかもし、最終的にBBCが謝罪することとなった。

 なお、実際にイギリスに住んでいた者として言わせてもらえるならば、このコメントは日本人にとっては、超えてはいけない一線を踏み越えた許されないものであるが、イギリス流ユーモアとしては、あくまでも平常運転の範囲内だということを付け加えさせていただきます(ぶっちゃけ、これよりえげつないネタはいくらでもあります。障碍者を平気でネタにし、それをネタにされた本人も一緒になって笑うのがイギリスクオリティ)。