ツインズのローク・ファンミルがエンゼルスへ | 欧州野球狂の詩

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 先月27日に、エンゼルスからクローザーのブライアン・フエンテス投手(35)を、故障離脱中のジョー・ネイサン(35)の代役としてウェーバートレードで獲得していたツインズ。その見返りである後日発表選手として、オランダ人マイナーリーガーのローク・ファンミル投手(25)が放出されることが決まりました。


 今季は主にAA級ニューブリテンで投げていた長身右腕のファンミルは、23試合登板で1勝2敗、防御率6.37の成績。今春にはメジャーのスプリングトレーニングにも呼ばれており、昨日紹介したメッツのグロナウアー共々、球団からは期待されていた投手の1人です。もっとも防御率を見てもわかるように、今季はあまりいい成績とは言えませんでした。その原因は、33回2/3の投球回で22四球という四球病。怪我で成長が遅れたことも、球団内ではマイナス評価につながった模様。ツインズはフエンテスの見返りとして、トッププロスペクト(通常1,2年以内にメジャー昇格が見込まれる若手)ではない若手選手の放出を狙っており、その思惑がピタリとはまった感じです。


 一方のエンゼルス、今季は西地区最下位のマリナーズよりは上にいるものの、フエンテスの放出で優勝争いからはほぼ脱落した格好。その原因となったのはやはり、ブルペン陣の不振にあったと思われます。ファンミルは移籍を機に、弱点を克服できるのか?エンゼルスはブルペンを立て直せるのか?そして、果たして松井は来季、ファンミルとチームメートになれるのか?これからのエンゼルスに注目したいところです。