欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪


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 イギリスのテレグラフ紙が、2012年のロンドン五輪の際に建設されたオリンピックスタジアムが、早ければ2017年にもMLBの欧州公式戦の会場として用いられる可能性があると報じました。

 オリンピックスタジアムは来年の夏から、イングランドプレミアリーグのウェストハムユナイテッドが本拠地として使用することが決まっており、現在シーズンインに備えて改修工事中。リニューアル作業の中には、現在8万ある収容能力を5万4000まで落とすオペレーションも含まれています。テレグラフ紙の記事では、元MLBヨーロッパのチーフであるクライブ・ラッセル氏が、在職当時の2012年に発言した「野球の試合を開催するには十分な大きさだ」というコメントを紹介。ロンドンではNFLやNBAの公式戦が既に成功を収めている他、ラッセル氏が務めていたMLBヨーロッパのオフィスも存在します。以下は原文記事の和訳です。

(テレグラフより)
 オリンピックスタジアムのオペレーターたちは土曜日の夜、ヨーロッパで史上初めて行われるMLB公式戦開催のための交渉の席にあった。テレグラフスポーツが入手した情報によれば、ロンドン五輪の折にメインファシリティとして用いられたこのスタジアムにおいて、早ければ2017年にも公式戦数試合を実施するためのシリアスな交渉が行われたということだ。

 MLBは2012年の3月の時点から、ヨーロッパにおいて公式戦を実施するための準備をスタートさせており、オリンピックスタジアムもその候補地の1つとなっていた。彼らのイギリスへの進出は、聖地ウェンブリーで行われるNFLのロンドンゲームズや、O2アリーナを舞台とするNBA公式戦の成功にも裏付けられたものだ。そして最終的に、MLBは「イギリスにおけるアメリカンスポーツの開拓」という一大プロジェクトに身を投じることを決断した。その舞台としてオリンピックスタジアムが選ばれたのだ。

 2012年の時点で、MLBヨーロッパのクライブ・ラッセルはこう発言している。「オリンピックスタジアムは、プロ野球の試合を開催するには十分な大きさだ。ボールパークとしては完全とは言えないかもしれないが、間違いなく素晴らしいホストとなるポテンシャルを有している」

 ストラトフォードにあるスタジアムのフィールドの広さを、MLB側は既に測り終えているとラッセルは付け加える。「フィールドの大きさは若干タイトだ。線を引いて区分けするのには若干苦労するだろう」とは彼の弁だ。総工費4億2900万ポンド(約792億円)を要したスタジアムは、現在2億7200万ポンド(502億円)をかけて改修工事に臨んでいる。念頭にあるのは、来夏始まるウェストハムユナイテッドとの99年間にわたるテナント契約だ。工事の中には、屋根の設置と客席数の減少(8万→5万4000)も含まれている。

 スタジアムのオーナーであるロンドンレガシーデベロップメント社(LLDC)は、今年初めにフランスの商社であるヴィンチ社を指定管理者に任命した。ウェストハムがホームゲームを実施しない際に、このスタジアムで行われるスポーツ・文化イベントのマネジメントが彼らの役割だ。

 近年、MLBの公式戦はしばしばアメリカ国外で実施されてきた。日本やメキシコ、プエルトリコがその舞台となっている。もっとも最近行われたのは、オーストラリアのシドニークリケットグラウンドを舞台に戦われた、ロサンゼルス・ドジャース―アリゾナ・ダイヤモンドバックスの2連戦だ。このシリーズでは、ドジャースがいずれの試合でも勝利を飾っている。

 今シーズンは台湾でも公式戦を行うプランがあったが、残念ながら交渉がまとまらずとん挫した背景がある。また、同じヨーロッパではオランダ・アムステルダムも「ヨーロッパシリーズ」の開催地としてロンドンとともに検討対象となっている。ラッセルの言葉を借りるなら、2012年ではアムステルダムが招致レースを制する「最有力候補」だった。なお、MLB側はロンドンシリーズの開催にあたってヴィンチ側と行われた交渉について、特段のコメントを発表していない。

 LLDCのスポークスマンは、今回の工事に関して次のようなコメントを発表している。「我々はオリンピックスタジアムを、ワールドクラスの多目的型スタジアムに改造する予定だ。ウェストハムユナイテッドらとのホームスタジアムとしての長期契約はもちろん、それ以外のスポーツや文化イベントの誘致によってスタジアムの価値を最大限に高めるためのオペレーターも既に手配している」

ソース一覧
http://www.mister-baseball.com/2012-olympic-stadium-london-potential-host-mlb-games/
http://www.telegraph.co.uk/sport/othersports/baseball/12010124/Olympic-Stadium-moves-closer-to-staging-the-first-ever-Major-League-Baseball-game-in-Europe.html
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 日台両国を舞台に開催された第1回WBSCプレミア12は、昨日東京ドームで決着。決勝では韓国がアメリカを8-0で下し、見事初代王者に輝きました。

(1)グループリーグ
グループA
オランダ7-4台湾
プエルトリコ7-1イタリア
カナダ5-1キューバ
キューバ6-5オランダ
カナダ2-0プエルトリコ
台湾7-1イタリア
キューバ8-7プエルトリコ
オランダ16-1イタリア
カナダ9-8台湾
オランダ11-7プエルトリコ
カナダ4-0イタリア
台湾4-1キューバ
プエルトリコ7-4台湾
キューバ2-1イタリア
カナダ3-1オランダ

順位表
1.カナダ(5勝0敗)
2.キューバ(3勝2敗)
3.オランダ(3勝2敗)
4.プエルトリコ(2勝3敗)
5.台湾(2勝3敗)
6.イタリア(0勝5敗)

グループB
日本5-0韓国
メキシコ6-4ベネズエラ
アメリカ11-5ドミニカ
ベネズエラ7-5アメリカ
日本6-5メキシコ
韓国10-1ドミニカ
韓国13-2ベネズエラ
アメリカ10-0メキシコ
日本4-2ドミニカ
ベネズエラ8-6ドミニカ
韓国4-3メキシコ
日本10-2アメリカ
メキシコ9-6ドミニカ
アメリカ3-2韓国
日本6-5ベネズエラ

順位表
1.日本(5勝0敗)
2.アメリカ(3勝2敗)
3.韓国(3勝2敗)
4.メキシコ(2勝3敗)
5.ベネズエラ(2勝3敗)
6.ドミニカ(0勝5敗)

(2)決勝トーナメント
準々決勝
メキシコ4-3カナダ
韓国7-2キューバ
アメリカ6-1オランダ
日本9-3プエルトリコ

準決勝
韓国4-3日本
アメリカ6-1メキシコ

3位決定戦
日本11-1メキシコ

決勝
韓国8-0アメリカ

 グループリーグをともに全勝で突破した日本とカナダの両国には、どちらも落とし穴が待っていました。その戦いぶりから優勝候補とも目されたカナダは、決勝トーナメント初戦でメキシコにまさかの逆転負け。メキシコは連盟の内紛のため、今大会には自国出身の本来の代表選手を派遣できておらず、急きょ二重国籍の選手をかき集めての編成であったことも、驚きに拍車をかける結果となりました。逆に言えば、そのようなドタバタした状況にもかかわらず4強入りを果たすことになったメキシコの選手たちは、心から賞賛に値すると思います。

 そしてわれらが日本も、準決勝で再び相まみえた韓国相手に同じスコアで逆転負け。3-0とリードで迎えた9回に、継投のミスで一挙に4点を奪われたのは文字通り悪夢でした。先発の大谷翔平(日本ハム)が2試合とも圧倒的な投球を見せ、試合には勝った韓国のメディアでさえ「怪物」と評するほどだっただけに、要所で起きた采配ミスでの敗戦は痛恨と言う他ありません。

 試合後にFacebookにも書いたのですが、準決勝の試合は「最後の詰めの部分で手を抜かない」ことの大切さを教えてくれた気がしています。グループリーグで全勝したことや大谷の快投、ホームである東京ドームでの一戦といったポジティブな要素が、ほんの一瞬でも「きっちり勝ち切る」ことから意識を遠ざけ、深いところで油断や気のゆるみを生んでいなかったか。事前に継投策を明かしてしまったことが、相手に攻略の糸口を与えてしまったであろうことも含めて、ここは今後に向けて猛省すべきところではないでしょうか。何が起こるか分からないからこそ、目の前のワンプレーを全力でこなし万全を期さなければならない国際大会の恐ろしさを、日本代表の関係者たちは嫌というほど味わったと思います。

 その日本に勝った勢いそのままに、決勝ではグループリーグで敗れたアメリカに大勝し初代王者となった韓国。彼らの試合を見たのは日本との2試合だけなので、あまり突っ込んだコメントができないのが正直なところなのですが、準決勝の最終回での粘りは日本の落ち度も多分にあったとはいえ、その隙にしっかり付け込んだあたり見事でした。代打攻勢からのつなぎの攻撃での逆転、勝負所でしっかり押し出し四球を選ぶ冷静さ、その裏の守りで変則投法のベテランにマウンドを託す継投策など、日本が本来やるべきことを全部やられた感すらあります。金寅殖監督は2009年WBCでも指揮官を務め、チームをファイナリストに導いた名将ですが、さすが伊達に経験値を積んでいないなという印象。ここは初めて指揮を執る日本の小久保監督との差がもろに出ましたね。

 その金監督の指導の影響かどうか分かりませんが、今回の韓国代表は微妙な判定にキレていちゃもんをつけたり、日本戦の勝利後に変に煽ってきたりというようなこともなく、逆に大谷の投球を素直に称賛するなど非常にクリーンな側面が目立ったので好印象を持ちました。個人的にはWBCでの敗戦後にマウンドに旗を立てられた一件など、かつての彼らの振る舞いには何かとイライラさせられることも多かったので、正直驚きでした。次回大会では日本代表は彼らに挑む立場になりますが、今回のようないい意味での熱さを持ったライバル対決ができるのであれば、両国にとってもいいことなのではと思います。

 今回のプレミア12はMLBの40人ロースター入りしている面々は招集対象外だったため、開幕前は日本のファンの間でも盛り上がりに対して疑問を呈する向きが多かったと思います。とはいえ、ふたを開けてみれば日本が絡んだ試合は全て視聴率が10%台後半で、韓国との準決勝にグループリーグでのベネズエラ戦と20%の大台を突破した試合も。対戦相手云々よりも、「普段慣れ親しんでいるNPBのトップ選手たちが、世界を相手に戦う」という図式そのものが注目の対象になっているのではないか、と実感した次第です。

 もちろん、大会のレギュレーションがこのままでいいとは思いません。中南米諸国はMLBに加えて、自国のウィンターリーグ関係者ともネゴシエーションが必要だったという事情があったとはいえ、結果的に選手選考に対して各国の足並みが揃わなかったことは事実です。実際、本来は強豪国の一角と目されているドミニカやベネズエラは、選手集めに苦しんだこともあって大会でも苦戦。前回WBCで圧倒的な強さを見せて優勝したドミニカが、メンバーが大きく異なるとはいえ全敗で敗退したのはショッキングな知らせでした。

 今大会の価値向上には、MLBと並ぶ世界2大リーグの一角であるNPBのトップ選手を揃えることができた日本が、グラウンド内外で大きな役割を果たしたと思いますが、やはり現在の図式ではいずれじり貧になることも避けられないという気はします。今後は大会の開催を重ねることによって権威あるものとしていくのはもちろん、大リーガーの出場の上での課題となった出場補償の問題を解決するためにしっかりと戦略を立て、よりこの大会を意味あるものとしていくための努力が必要だと思います。まずは、各国がアリゾナ秋季リーグに参戦しているプロスペクトを招集できるようにし、その次にウィンターリーグ参加者、40人ロースター入りしているマイナーリーガー、そして最終的には大リーガーと徐々に「雪解け」が進められるようになればいいですね。

 初めて開催されたこの大会を通じて、ポジティブな点もネガティブな点も少なからず洗い出されたと思います。個人的には、反省点が浮かび上がったことも含めてこの大会の成果なのではと思っているところです。変えなければならない点があるとすればそれは一体どこなのか、それは結局は実際に開催してみなければ分からないからです。次回は予定通りなら2019年に開催予定ですが、今大会を踏まえて第2回プレミア12が果たしてどのような進化を遂げるのか、楽しみにしていたいと思います。

ソース
http://www.japan-baseball.jp/jp/games/premier12/schedule.html#pNav
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 欧州野球連盟(CEB)が、2016年シーズンに行われる連盟主催の国際大会のスケジュールおよび開催地の一覧を正式に発表しました。

 来年度から大きくレギュレーションが再編されるヨーロッパカップは、全部で4大会を実施。最上位の大会にあたるヨーロッパチャンピオンズカップは、イタリア・リミニで行われることになりました。ただ、ホストシティとなるためにはまだいくつか手続きが必要とのことです。また、下部大会はCEBカップ(2部)がフランス・ルーアン、フェデレーションズカップ(3部)がチェコ・ブルノ、フェデレーションズカップ予選(4部)がイギリス・ロンドン、ベルギー・ボーガーホート、スペイン・サンボイでそれぞれ開催されます。

 一方、ナショナルチームの国際大会はチェコ・トレビシ、スイス・ルツェルン及びヒューネンベルグ、ルーアン、スペイン・ギジョン、イスラエル・テルアビブで行われることが決定。なお、来年行われるヨーロッパ選手権については、既報の通りオランダ・ホーフドループで開催されることが決まっています。なお、ユーロ予選Cだけはまだ開催国が未定の状態。これについては、前述のリミニの正式決定と合わせて改めてプレスリリースが行われるものと思われます。2016年度の大会概要は下記の通り。

1.ヨーロッパカップ
(1)ヨーロッパチャンピオンズカップ
開催都市:リミニ(イタリア)
日程:5月31日~6月4日、6月1日~6月5日
出場枠:イタリア2、オランダ2、ドイツ2、チェコ1、サンマリノ1

(2)CEBカップ
開催都市:ルーアン(フランス)
日程:5月31日~6月4日、6月1日~6月5日
出場枠:フランス2、クロアチア2、オーストリア1、ベラルーシ1、スイス1、ウクライナ1

(3)フェデレーションズカップ
開催都市:ブルノ(チェコ)
日程:6月20日~6月25日、6月21日~6月26日
出場枠:ベルギー1、ブルガリア1、チェコ1、ロシア1、スロバキア1、スウェーデン1

(4)フェデレーションズカップ予選
開催都市:ロンドン(イギリス)、ボーガーホート(ベルギー)、サンボイ(スペイン)
日程:6月20日~6月25日、6月21日~6月26日
出場枠:18チーム(6チーム×3グループ)

フェデレーションズカップ予選出場資格
・(1)~(3)までに1つ以上の出場チームを有する国の、前年度国内リーグ準優勝(2チームが出場する国の場合は3位)チーム
・(1)~(3)までに出場チームを有さない国の前年度リーグチャンピオン
・(1)~(3)までに出場チームを有さない国の前年度リーグ準優勝チーム

2.ヨーロッパ選手権
(1)U-12(ジュブナイル)ヨーロッパ選手権
開催都市:トレビシ(チェコ)
日程:7月4日~7月10日
出場チーム:未定

※本大会は、2017年に行われる世界選手権の欧州予選として実施

(2)U-15(カデット)ヨーロッパ選手権予選
開催都市:ルツェルン及びヒューネンベルグ(スイス)
日程:7月18日~7月24日
出場チーム:未定

(3)U-15ヨーロッパ選手権
開催都市:ルーアン(フランス)
日程:7月18日~7月23日
出場チーム:ドイツ、チェコ、ウクライナ、オーストリア、リトアニア、ロシア、フランス、スロベニア

(4)U-18(ジュニア)ヨーロッパ選手権
開催都市:ギジョン(スペイン)
日程:7月11日~7月17日
出場チーム:イタリア、オランダ、チェコ、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、クロアチア、スウェーデン、イギリス

※本大会は、2017年に行われる世界選手権の欧州予選として実施

(5)U-21ヨーロッパ選手権
開催都市:テルアビブ(イスラエル)
日程:8月1日~8月7日
出場チーム:未定

(6)ヨーロッパ選手権予選C
開催都市:未定
日程:7月25日~7月31日
出場チーム:未定

(7)ヨーロッパ選手権予選
開催都市:ホーフドループ(オランダ)
日程:9月9日~9月18日
出場チーム:オランダ、イタリア、スペイン、チェコ、ドイツ、フランス、ベルギー、ロシア、イギリス、ギリシャ、スウェーデン、クロアチア

ソース
http://www.mister-baseball.com/category/international/european-club-competition-2007/
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