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ご想像通りというか、ご想像以上に更新は不定期です。                                 ちょっとした暇つぶしにお読みいただければ嬉しいです。

いよいよ超繁忙期に突入し
年末まで土日も含め休みがなさそうです汗


本日発売、日刊ゲンダイの「サラリーマン特集」に
私のインタビュー記事が掲載されましたので紹介します。


本社勤務ホワイトカラー
こうして生き残るしかない!
ますますリストラの標的に…


最悪のペースで進むリストラは、
来年にかけてさらに加速しそうだ。
次なる標的ともっぱらの
「本社勤務」「事務系ホワイトカラー」に、
生き残る術(すべ)はあるのか。


「代わりならいくらでもいる。
若手に任せて差し支えない仕事も山ほどある。
安い人件費で派遣社員に任せたほうが、
パフォーマンスがいい場合もある」
 ある企業コンサルタントが、
「本社勤務」「事務系ホワイトカラー」が
標的になる理由をこう説明する。

 2つの事業を統合すれば、
それぞれの事業部にいた事務系管理職は
半分でいいのは、当たり前の話。
意思決定も早まる。
技術者や研究職ならいざ知らず、
事務系には、肩書きこそビミョーに違うが、
仕事内容はほとんど同じなんて社員はゴロゴロいる。
 年齢層でいえば、ズバリ40代前半までだ。
ある電気部品メーカーの経営企画部員がこう漏らす。
「バブル入社組はリーマン・ショック後に
だいぶリストラされましたが、

それでもまだまだボリュームゾーン。

赤字企業には、お荷物なんです」


「数字」より「行動評価」を上げる


リストラの不安を抱えているなら、
何よりまず人事評価を上げることだ。
人事ジャーナリストの溝上憲文氏がこう言う。
「企業はA~Eの5段階評価のうち、
まずE評価の社員をごっそりリストラします。
それならば、なんとかD評価に食い込むことです。
もちろん、会社の業績が予想より悪化すれば、
EとDの社員を根こそぎリストラすることも考えられます。
時間との闘いですが、
確実に生き残るには、1年から1年半かけて、
C評価にレベルアップすることが理想です」
 約8600人の正社員を半減すると
発表したイトーヨーカ堂は、3年かける。
時間がないわけではない。
 事務系だけに、

営業成績などの数字はなかなか上げられない。
むしろ肝心なのは「行動評価」の方だという。
「行動評価が低い中堅社員の特徴は、
報・連・相がしっかりできず、独断で仕事をしてしまうこと。
これではいくら数字の成績が良くても、総合評価は上がりません。
たとえ結果オーライでも、上司は快く思わない。
もう一度基本に返って、

仕事では上司にきちんと礼節を尽くすことが大事です」
(人材育成コンサルタント・内田和俊氏)
 それぞれの評価枠は、
部署や人事部で人数が決められている。
半年に一度の面談で、人事部から
〈Cに入れたいところだが、今回はDで……〉
などと言われたことがある中堅ほど、
ちょっと行動評価が上がれば
セーフティーゾーンに入れるわけだ。
〈スペシャリストはリストラに強い〉とは
よく言われるが、事務系には当てはまりにくい。
これからの資格取得も至難のワザだ。
 前出の溝上氏は
「部内で専門領域を2つ以上持つこと」を強く勧める。
「ある中堅部品メーカーの人事部で労務を担当する
Sさん(46)は、AIJによる企業年金消失事件をきっかけに

専門書を読みまくり、企業年金をみっちり勉強したといいます。
実は人事部は、企業年金も管轄なのに、

数字にめっきり弱い部署です。
今では、年金のことならSさんじゃなきゃ、
となっているようです」


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