朝日新聞 「あなたの安心」 | SYP友の会

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ご想像通りというか、ご想像以上に更新は不定期です。                                 ちょっとした暇つぶしにお読みいただければ嬉しいです。

先週の日曜日7月25日の朝日新聞の生活欄「あなたの安心」に
私のインタビュー記事が掲載されましたのでご紹介させていただきます。


部下ができたら②  自信持って冷静に注意を


 管理職の多くは社内研修を通じて、

職場でのパワハラやセクハラに気をつけるようにとたたき込まれる。

研修後、逆に意識しすぎて異性の部下の目を見て話せなくなる上司も少なくない。

トラブルにかかわらない方が無難だとはいえ、立場上そうはいかない。

部下をしからざるを得ないとき、どうすればいいだろう。
「自身を持って、部下をしかってほしい」と、

人材育成研修を手がけるSYPシステムの内田和俊さんはいう。
 言いづらいことでも、まず言葉に出して伝えてみる。

舌打ちしたり、眉をひそめたり、にらみをきかせてみたりして、

態度で訴えることは、かえって信頼関係を失ってしまうからだ。
 「部下は『上司の言うことはもっともだが、あの言い方が気に入らない』と

感じているケースが多い」。感情的になったり、体面をつくろったりしないこと。

しかる時ほど冷静になって伝えよう。
 その際に「『私』を主語にして伝えること」が大事だ。
 「アイ・メッセージ」といわれるもので、

たとえば「君の企画書は読みづらい」と直接的に伝えるのではなく、

「私には君の企画書が読みにくく感じる」というようにしてみる。

主観をもって伝えることでソフトなイメージとなり、相手の反発も買いにくくなる。

会話がさらに発展しやすい言い方でもあるのだ。
 さらに大事なのは、改善されるまで何度も繰り返して言うこと。

「くどく言うのは逆効果だと思われやすいが、

数回言ってやめてしまうのが最も危険です」と内田さん。
 改善がみられない部下は、上司からしかられなくなったとたんに

「自分のやり方が容認された」「上司は言うのをあきらめた」と

受け止めやすいからだという。

問題自体がエスカレートすることになりかねない。

むしろ管理職は、「注意し続けることが仕事」だと心得よう。
 一方、部下が何も言ってこないと、

上司の側は部下に苦情や不満がないと思い込みやすい。

内田さんは「必ずしも不満がないわけではない」と強調する。

面談の頻度を増やすなどし、部下の声に耳を傾ける努力は欠かせない。


しかるときの注意点は?


① 言いづらいことも言葉に
② 「私」を主語にして伝える
③ 改善されるまで繰り返す


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