【 投了図・71手目▲5五馬 】
投了図での持ち駒
▲PONANZA: 香、歩4
△佐藤名人(叡王): 桂、歩
昨日、決着をみました
第2期電王戦二番勝負/第1局は
上図71手までで、先手・PONANZAが勝利。
電王戦/第1局「PONANZA、ド圧勝」
「PONANZA優勢で終盤戦へ」
これまでの常識や概念をあっさりと覆し
PONANZAが一方的な内容で現役名人を圧倒。
レベルの違いをみせつけ、第1局目を制しました。
【 終局直後 】
佐藤名人
―― PONANZAの初手▲3八金は
想定されていたのでしょうか。
初手▲3八金。
上図での持ち駒
▲PONANZA: なし
△佐藤名人: なし
数ある初手の中のひとつとして
1手目はランダムですので、把握はしていました。
―― 中盤以降、徐々に苦しくなっていくような展開
だったと思うのですが、一局を振り返ってどうでしたか。
56手目△8九角成。
上図での持ち駒
▲PONANZA: 角、歩4
△佐藤名人: 歩
佐藤 序盤から駒組みが難しい将棋で
中盤に入って、こちらにも手段があっても
おかしくないと思っていました。具体的な攻めが
うまくいかなかった感じです。
―― PONANZAと初めて
戦ってみた印象はどうでしたか。
もの凄く正確といいますか
実際にあい対して、読みが入っているなと。
こちらからPONANZAの手を予想できることも
あるのですが、そうでないこともありました。
そういった手も
なるほどなと思わされる手がありました。
―― タイトル保持者として
初めてソフトに負けてしまったわけですが。
タイトルホルダーとして戦うということで
ファンのみなさまに応援や期待をいただいていたのですが
結果が出せなくて残念です。
―― 5月に第2局があります。抱負をお願いします。
第2局はこちらが先手番になるということですが
今回同様、PONANZAは強いソフトなので、また大変な戦いが
予想されますが自分の中では勝算があると思っています。
しっかり頑張って戦っていきたいと思います。
PONANZA開発者
―― 一局を振り返って
PONANZAの戦いぶりはいかがでしたか。
山本一成氏
初手はランダムに設定していて
およそ20程度用意していました。今回はたまたま
▲3八金でした。
ちょっと普通の将棋と違うことを
勉強している効果が出たのかなと思います。
―― ソフトが初めてタイトル保持者に勝ったご感想を。
二番勝負なので
これで勝ったというのはちょっと、いまの段階では。
叡王・名人に勝てたのは
日本の情報科学において長年の目標だったので
非常に光栄なことです。
□□□
電王戦/第1局終局直後の所感
□□□
□□□
【 告発の果てに 】
気になる渡辺竜王の今後の動向。。
久保新王将が冤罪事件に言及。。
事件はここに始まり。。