心の叫びと他人事。。
「まず
三浦棋士が休場の申し出をした事実関係について述べたい。」
(三浦九段の会見にて。三浦九段の代理人・横張弁護士)
「今年10月11日、将棋連盟において
三浦棋士は、多数の理事とその場に居合わせた棋士から
不正行為を指摘され、竜王戦の辞退と休場届を出すことを求められた。
三浦棋士は当初拒んだが、連盟の職員の取り次ぎで電話に出た理事が
会議室に戻ってきて『竜王戦七番勝負が開催されないことになった』と
会議室にいた人に報告した。
『竜王戦が開催されなくなったことを承知してくれるか』との
申し出が理事からあり、三浦棋士は『主催者側の判断として
開催しないなら仕方ない』と受け入れざるを得ず、渡辺(明)竜王も
申し出にうなずいていた。
さらに理事は
『今回のことは連盟にとって大変な損害ですよ。分かっていますか』と
三浦棋士を責め立て、『三浦さんには休場届を出してもらいます』と
提出することを求めました。
三浦棋士は竜王戦がなくなることを受け、その場では承諾しました。
しかし、その後、三浦棋士は『自らの不正を認めることになる』として
撤回し、拒みました。
よって、こちらから、休場を申し出たわけではない。
実際には、開催されないとされた
竜王戦七番勝負は挑戦者を変更する形で開催された。
三浦棋士は出場停止処分が下された後で、その事実を知った。 」
(同・横張弁護士)
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三浦九段の将棋ソフト不正疑惑に対する
日本将棋連盟が委嘱した第三者調査委員会が公表した
「三浦九段の不正を疑う証拠は無かった」とする調査結果を受け
昨日、開かれた三浦弘行九段の記者会見。
厳しい表情で唇を嚙みしめ、時に涙を浮かべながら
それでも怒りを懸命し沈め言葉を搾り出す三浦九段の姿に
胸を締め付けられた将棋ファンの方も多かったはず。。
その中で語られた驚愕の新事実が上記の件で
これまでは「疑われた状況では対局は行えない」として
三浦九段自身が提出する意志を示したとされた休場届けは
実は告発者サイドと連盟から強要されていたとのこと。。
さらに、姑息なことに連盟理事は嘘の小芝居を打ち
告発者・渡辺明竜王と共謀して三浦九段をハメた。。
と、三浦九段サイドは主張しました。
この件に関して
同日、テレビカメラは入れず、ニコニコ動画にて時間差で
概要の「読み上げ」放送を行なった谷川浩司将棋連盟会長と
理事が出席した連盟の会見の中で
青野照市専務理事が
「連盟から三浦九段に『休場』を強要したことは
間違いなく、ありません。 」
と断言。
最も肝心な場面で
どちらかが完全に嘘をついていることがはっきりした以上
三浦九段にはぜひ、司法の場で真実を明らかにして欲しい。
連盟の会見を聞いた限りでは
残念ながら、まともな謝罪や誠意の欠片も期待できそうになく
だからこそ、このまま連盟主導のうやむや決着だけは避けて
きっちりと、諸悪の根源を明らかにして欲しいと願っています。
12月20日以降の動きを追加しました。
ぜひ
三浦九段の会見記事、概要を読んでから
連盟の会見概要をお読み下さい。