第74期名人戦7番勝負/第3局「終局直後」
【 投了図・76手目△7三桂 】
投了図での持ち駒
▲羽生名人: 飛、銀、香、歩3
△佐藤八段: 金、桂、歩
昨日、決着をみました
注目の第74期名人戦7番勝負/第3局は
上図76手までで、後手・佐藤八段が勝利。
この結果
第2局に続く連勝を飾った佐藤八段が
番勝負を2勝1敗とし、リードを奪いました。
【 終局直後 】
佐藤八段
封じ手の局面では形勢は難しいと思っていた。
はっきり良くなったと思ったのは、最後の最後だった。
34手目△5四飛。
(この局面で羽生名人が次の手を封じる)
上図での持ち駒
▲羽生名人: 歩2
△佐藤八段: 歩2
42手目△5五飛。
上図での持ち駒
▲羽生名人: 歩3
△佐藤八段: 角
「どこに逃げるかわからなかった」(佐藤八段)
角交換直後に角をぶつけられた5四の飛車を
一マス前に出して角に当てた局面で。
羽生名人
△5四飛(34手目)に対して、いい手が見えなかった。
ずっと悪いと思っていた。切り替えて次に臨みたい。
35手目▲5八玉(羽生名人の「封じ手」)。
上図での持ち駒
▲羽生名人: 歩2
△佐藤八段: 歩2
63手目▲3三飛。
上図での持ち駒
▲羽生名人: 歩3
△佐藤八段: 角
羽生名人、懸命の反撃。
代えて▲1一角成は△6五香~▲同玉~△7三桂に
▲7六玉~△3七桂成として▲1二飛に歩合いをみて
後手良しとのこと。
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名人戦/第3局終局直後の感想