本日決着、第26期竜王戦/挑戦者決定三番勝負/第3局
昨日の日曜日
朝一番に2020年のオリンピック開催地が
東京に決定 との吉報が入り、大いに盛り上がりました。
7年後という明確な時期が示されたことにより
「7年後は○十代だ」、「子供たちは社会人になってる」等など
twitterのタイムラインには自分や家族の7年後の姿に
思いを馳せるツイートがたくさん流れていました。
開催決定の要因の一つになったといわれる
IOC総会での最終プレゼン は、どのスピーチも心のこもった
胸に響く素晴らしいものだったと思います。
2020年に行われる
ネオ東京オリンピック、今から実に楽しみであります☆
さて、本日の将棋界では
注目の第26期竜王戦挑戦者決定三番勝負の最終戦
第3局が行われます。。
<第26期竜王戦挑戦者決定三番勝負/第3局>
森内俊之名人-郷田真隆九段
同世代にして因縁浅からぬ両者が
打倒・渡辺明竜王を目指し雌雄を決する三番勝負は
互いに一歩も譲らず、先手番が勝利をおさめる形で
ここまで1勝1敗。決着はフルセットまでもつれ込みました。。
【 三番勝負/第1局 】
15手目▲2七銀。
上図での持ち駒
▲郷田九段: 歩
△森内名人: なし
8月15日に行われました第1局は
振り駒の結果、郷田九段が先手となり、戦型は「相掛かり」。
郷田九段は最近、プロの対局で意欲的に指されている
「引き飛車棒銀」を採用しました。
【 投了図・109手目▲7三銀 】
投了図での持ち駒
▲郷田九段: 歩7
△森内名人: 金、歩2
森内名人が3筋の歩を突きあわせ
開戦を誘う積極的な構想を披露しましたが、しかし
郷田九段は攻め合いよりも厚みを築く差し回しで
確実に差を広げ、完勝をおさめました。
【 第2局 】
29手目▲2四飛。
上図での持ち駒
▲森内名人: 飛、歩2
△郷田九段: 歩2
9月2日に行われました第2局は
開幕戦を落とし後のなくなった森内名人が先手。
戦型は「横歩取り」。森内名人が早々と飛車交換を仕掛け
激しく駒が回転する乱打戦となりました。
【 投了図・79手目▲8六香 】
投了図での持ち駒
▲森内名人: 金、桂、歩2
△郷田九段: 飛、角、歩
スリル満点の大乱戦を制したのは
仕掛けた側の森内名人。
名人の意地をみせ
番勝負を振り出しに戻しました。。
そして迎えた本日、決着の第3局。
果たして竜王挑戦権を獲得するのは、どちらか?!
森内名人の今期ここまでの成績は
18戦12勝6敗(.667)。
郷田九段の今期ここまでの成績は
21戦14勝7敗(.667)。
気になる両者の対戦成績は
ここまで47戦して、森内名人の25勝22敗と拮抗。。
第3局の手番は再び振り駒に委ねられますが
どちらが先手となっても、意地と意地が真っ向から
ぶつかり合う、将棋界最高峰のねじり合いとなること間違いない。
泣いても笑っても番勝負最後の決戦。。大注目です!