次世代の黄金カード候補「佐々木四段-増田三段」が実現 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

次世代の黄金カード候補「佐々木四段-増田三段」が実現

昨日のエントリー でもご紹介させていただきました通り

本日は「渡辺三冠-久保九段」という注目カードが

行われますが、若手棋士の登竜門・新人王戦を舞台に

将来を嘱望される10代棋士同士の対戦が実現。。



第44期新人王戦決勝トーナメント/ 2回戦>


佐々木勇気四段-増田康宏三段



柔らかい手~個人的将棋ブログ-パンダ先生



現在18歳の佐々木四段。

16歳で「四段、プロデビュー」を果たした大器は

この2年半のプロ生活で89戦して57勝32敗(.640)と

助走期間としてはまずまずの成績を残し、新年度を迎えました。


飛躍を期待される今シーズンは

ここまですでに公式戦を4局戦い2勝2敗。


本日は羽生善治三冠や森内俊之名人、渡辺明三冠といった

大物が若手時代に当然のように載冠してきた

由緒あるタイトル・新人王戦での戦いということで、何としても

負けられない一戦となります。



対しますは奨励会で早くから頭角を現し

「この子が将来、渡辺三冠を止めるのでは」とまことしやかに

囁かれた、噂の増田三段。。


昨秋、中学3年生で三段リーグ参戦を果たし

加藤一二三九段、谷川浩司九段、羽生善治三冠

そして渡辺明三冠に続く、5人目の「中学生棋士誕生か」と

大いなる注目と期待を集めた逸材中の逸材。


しかし、残念ながら

2期連続で三段リーグ突破は果たせず

「中学生棋士誕生」はならず。。


現在も第53回三段リーグで

プロ棋士を目指し、奮闘と葛藤を続けます。。。


勝負は水物であり、増田三段でさえ

プロ棋士として、この世界で生き残れる保障はありませんが

それでも本日はその才能を遺憾なく発揮し、幻想を再び高めて

欲しいところであります。



佐々木四段が先輩の意地をみせるのか

増田三段が「才能の煌き」をみせるのか



いつか、高いステージで

当たり前のように顔を合わせることになるのかもしれない

両者のファーストコンタクト、刮目です。