将棋界の気になるつぶやき






2011年06月24日

第69期名人戦7番勝負/第7局を振り返ろう。。後編

テーマ:ブログ


柔らかい手~個人的将棋ブログ-92


92手目△5二角。


上図での持ち駒


▲森内九段: なし

△羽生名人: 桂、歩



名人戦/第4局での勝利以来

一本の線で絵を描くように、美しさと躍動感に溢れる勝利を

重ね続けた羽生名人が、名人戦/最終局という天下分け目の大一番で

まさかの沈黙。。


先手番を握れなかったこと。。

それに尽きると言われれば、そうなのかも知れませんが

文字通り


森内九段に先手、先手で模様をリードされる苦しい展開が

序盤戦から中盤戦。。そして終盤戦までひたすら続き


それでも


名人死守のため、重心低く

ひたすら受け続けてきた羽生名人ですが
二枚の角は自陣に押し込められ、飛車も詰まれているこの局面。


何を想っていたのでしょうか。。


名人戦/第7局・柔らかいプレビュー


名人戦/第7局・一日目の大まかな流れ

名人戦/第7局・二日目夕食休憩までの大まかな流れ

名人戦/第7局・二日目、93手目までの流れおよび雑感




柔らかい手~個人的将棋ブログ-93


94手目△3三金。


上図での持ち駒


▲森内九段: 飛

△羽生名人: 桂、歩


飛車を取られた後(93手目▲2五歩)

羽生名人は玉の背後を塞ぐ壁となっていた金を

成銀が待ち構える3三の地点に、グイっと差し出しました。



柔らかい手~個人的将棋ブログ-98


98手目△3六桂。


上図での持ち駒


▲森内九段: 飛、金

△羽生名人: 銀、歩


金を差し出したかわりに

桂馬で成銀を払った羽生名人。


森内九段はそれをみて何かを感じたのか

玉の頭上に金を載せました。


次の瞬間


羽生名人は二枚目の桂馬を3筋に投入。。



柔らかい手~個人的将棋ブログ-100


100手目△2七銀。


上図での持ち駒


▲森内九段: 金

△羽生名人: 歩


細い糸を手繰り寄せようとする羽生名人の桂馬投入。。

ひょっとして。。。


そんな淡い期待を打ち消すように

森内九段は桂馬を無視して8二の地点に飛車を投入。


しかし、羽生名人は2七に銀を投入。

まだあきらめてはいないぞと執念を見せ、己を鼓舞し

静かに見守るファンを勇気づけます。



ここからお互いに剣を振り上げ

勝利を目指し、斬り合いとなりますが。。。。



柔らかい手~個人的将棋ブログ-109



109手目▲5四桂。


上図での持ち駒


▲森内九段: 金

△羽生名人: 歩3



羽生名人は森内玉にすぐには迫れず。

銀を取り、その銀で飛車を追うのが精一杯。。


一方


森内九段は中央5筋に桂馬の重ね打ち。

重厚な構築美は「鉄板流」森内九段の棋風そのものの風格。



柔らかい手~個人的将棋ブログ-116



116手目△1六銀成。


上図でも持ち駒


▲森内九段: 金2

△羽生名人: 飛、歩3


森内九段の正確な寄せの前に

羽生名人も最善手で応じますが、上図116手目で

かねてからの懸案だった飛車をゲットしたところで


名人位は新たな歴史を刻むべく、指し手が進みます。


委ねられたのは、森内九段。


▲4三金~△2一玉~▲3二金打~△1二玉~▲3三金寄~△同銀


そして



柔らかい手~個人的将棋ブログ-123


123手目▲同3三金。


上図での持ち駒


▲森内九段: 銀、桂

△羽生名人: 飛、金、歩3


森内九段が銀を払った上図123手目。

羽生名人は1分、考えた後、投了を告げました。


この瞬間

森内九段の4年ぶりとなる名人復位が決まりました。













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