[意見] 偽装請負のどこが悪い? と言う記事を見つけたのでこのことについて自分なりに考察してみる。
断っておくが、これは元の記事に対して考察ではなく、


偽装請負のどこが悪い?


と言う内容に対しての考察である。



そもそも、私が偽装請負と言う言葉を意識したのは約一年前である。
その時に考えていたのは


法律で決まっているから悪い


程度の事しか考えていなかった。
なぜ悪いのか?と言う点について考えた事が無かったのだ。
これは、反省すべき点である。

では、せっかくの題材であるなぜ悪いのか?について考えてみよう。


まず初めに考え付くのは、


法律的に言うならば請負で仕事を請けているのに実態はただの作業員となっている


と言う契約上の問題があるから悪いと言うことだ。
しかし、これでは少しも問題解決されていない。
なぜなら、金銭のやり取りに関しては一切問題が無いからだ。
では、なぜ悪いのか?
もう少し考えてみる。


次に考えたのは、これは会社を守るための法律ではないかと言うことだ。
この法律が会社を育てることに着眼点を置いているなら偽装請負は悪いのではないか?と言う考えに達した。
ということで、ここに着眼点を当てて考えてみようと思う。


主観であるが、私は


会社は社員を育てる義務がある


と思っている。
いざ会社を辞めても他の仕事につけるように、会社が倒産しても路頭に迷わないように社員を守る義務があると思っている。
しかし、IT業界では仕事があるところに社員を出向(派遣)させて仕事をさせる風習がある。

(風習と言うよりセキュリティの問題などの政治的要因が主な要因だが、便宜上風習と書かせてもらった。)
そうなると、社員を育てることは比較的難しくなってくると思う。


その状況で請負先から指示を受けていては自社の社員を育てる機会を失うのではないだろうか?
あくまで仕事だけを請け負ってやり方は会社の方針で進めるというスタンスを取らなければ社員を育てれないのではないだろうか?
そういう育てる環境を守るために生まれたのが偽装請負と言う言葉なのではないだろうか?


そして、偽装請負は(教育に)悪いと言う結論に達したのである。
他にも、色々考えれば出てくるかもしれない。

(不当な作業を社員にさせないようにする等)


先ほども書いたが、ここに書いてあることは主観である。
この考えは間違っているかもしれないし、言葉が足りないかもしれない。
しかし、ただ法律で定められているから守る(破る)と言うのは少し寂しいではないか。


※上記の点ですが、考察の通りチームを組んでいる事が前提となっています。


最後に、
このようなことを考えさせる場を作っていただいたelm200氏に感謝致します。