2003年12月03日(水)  人 土井隆雄さん(3) | NPO法人生涯青春の会

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ここに収録する記述は、会報、エッセイ「癒しの森」、高齢者情報、日々の映像のまとめなどです。


 土井さんのインタビューは、周囲の人を笑顔にするだけの輝きがあった。キャスターも一様に満面の笑顔をたたえての質問である。インタビューでの語録を引用したい。「多くの人が宇宙に行くようになれば、やがて新しい文化が生まれてくる」と言っていた。地球の重力から抜け出し宇宙に行くと思考の根本が変わって来るようだ。
 「スペースシャトルに乗って1週間経つと、視覚も味覚も聴覚も地上と全く変わらなくなり、人類は宇宙で暮らせる能力を授かっていることを確信した」という。授かっているとの表現は詩的である。ともかく、果てしない宇宙の夢を語る土井さんの弾む心が素晴らしい。
 「宇宙飛行のクルーの中では、一人優秀な飛行士がいるだけでは何の役にも立ちません。船長を中心に助け合い、励まし合う。宇宙飛行の成功も皆のそうした呼吸を合わせた力があるのです」あらゆる組織、企業、スポーツも目的に向かって呼吸を合わせる力、勢いが勝敗を決する。土井さんの話す内容は、あらゆる社会の核心を突く言葉である。
     
果てしない 宇宙を語る 土井さんの 弾む心が 笑顔を誘う