日本に帰国して初日、まず驚くのは音の湿気。
まったく音が鳴りません!!!
ピアノのせいにしたい......
けども、たぶんそれは違います笑
驚くだけでは済まされないこの違いは.....
外国、少なくても私のいる、ケルンとバーゼルでは、弾く場所弾く場所、部屋でもどこでも、必ず響きがあります。
そして、そこから学べるのは、例えば日本では思いつきもしないほど、幅広いピアノ、ピアニッシモの可能性があるということと
なにより、音が、音楽が、その隙間で
「動く」 、「混ざる」
感覚。
時に、ハラリ、サラリと。。。
なんというか、安定した日本の湿気の中にいるとつい忘れてしまいそうになる、不思議な感覚です。
音と音の隙間にあるもの。
それこそが、音楽性、そして人間性の中で一番「語る」ものなのでしょうか。
でも、久しぶりの日本、
どうしても日本でしか見つけられない本とか、演奏会の放映番組の見直しとか、以前の音楽雑誌の記事とか、
いろんな方の助けをいただいてそんなこともできていて、嬉しいです