今日からTS-1による抗がん剤治療がスタートしました。
昨日の診察ですが、先日撮ったCTには、肺や肝臓といった
内臓系に転移はみられず、頸部リンパ節と縦隔リンパ節の
転移のみという診断でした。
縦隔リンパ節も大きさはやっと画像に映る程度だし、
頸部リンパ節もそれ自体が命にかかわるということは
ないそうです。大きくなれば首が圧迫されて支障が
出てくるでしょうが、今はまだ1cm程度です。
ということで、副作用が強い抗がん剤を積極的に
使う段階ではないし、言い方は悪いけど、完治する
ことはないので、だったらなるべく辛い治療は避けて
QOLを維持できるような治療から始めましょうとの
結論となりました。
そこで、候補に挙がったのは
1.ホルモン療法+アフィニトール
2.ジェムザール、ハラヴェン、ナベルビン等比較的副作用が弱い点滴抗がん剤
3.TS-1 もしくはゼローダの経口抗がん剤
ですが、内臓に転移がないならば、私の中では
点滴の抗がん剤はやりたくなかったので、
TS-1かゼローダでいくつもりでした。
で、ゼローダの手足症候群による手足の皮膚が
ボロボロになるのは避けたかったので
TS-1を選択しました。
もちろん、TS-1でも食欲不振、白血球減少、倦怠感、
口内炎、色素沈着等の副作用は考えられますが
症状がひどかったら減薬するなり副作用対策の
薬で対処できそうな気がするのです。ゼローダの
手足症候群は保湿くらいしか対処法がなさそうなので…
ちなみにアフィニトールはそれなりに副作用が強いようだし
薬価も高いし、これ以上ホルモン療法を推し進める気も
なかったので選びませんでした。
TS-1は2週間飲んで1週間休薬のサイクルでいきます。
とりあえず2週間飲みきれることを願います。