安全保障関連法が成立 | うさぎ年牡牛座さとのブログ

安全保障関連法が成立

安全保障関連法が参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決され、成立した。民主党など野党5党は、安倍内閣不信任決議案の提出などで採決に抵抗したが、自民、公明両党は否決して押し切った。自衛隊の海外での武力行使に道を開く法案の内容が憲法違反と指摘される中、この日も全国で法案反対のデモが行われた。


ざっくり感想


この法案が、デモ参加者が危惧されるような戦争参加への道を開くものなのか、或いは、安倍首相が言うように「国民の命と平和な暮らしを守り抜くために必要な法制であり、戦争を未然に防ぐためのもの」なのかは、何年か経ってみないと検証出来ない。ただ、オッサンが主張したいのは、安倍さんはこれをやりたいのなら憲法を改正しなさい。それなら法的安定性も担保されみんな納得する。憲法はそのままにしといて「いや、この憲法は解釈でこうも読めるんだよ」はダメよ。その時々の内閣の恣意的な解釈で、今後重要な決定事項を次々で決められたらたまらない。


徴兵制についても「今の法律では徴兵制は出来ないので安心して」と自民党議員がしゃべってるのを見たことがあるが、今回の事を見ると、法律はそのままで解釈で徴兵制だって出来ちゃうのではないか?恐ろしいことだよな。


ただ「民意を反映してない」という批判にはやや疑問を感じる。民意とは何か?突き詰めれば選挙でしょ。国民は直近の数度にわたる重要な衆議院、参議院選挙でバカみたに自公に大量投票して、与党の圧倒的多数を作り出しているじゃないか。これが民意でしょ?つまり「自公さん。好きにやってください、私たちは何をやられても付いていきます」という白紙委任状だ。


問題は来夏の参院選。自民党は「時間が経てば忘れる」とタカを括っているようだが、果たしてどうか?気になるのは参政権が18歳に引き下げられていること。デモ参加者みると若い大学生とかが多く、18~19歳世代が大量に非自公に投票したらエライことになる。また、創価学会に反乱もある。参院選は衆院より小選挙区の勝敗が結果に直結しないけど、それでも1人区はほとんど野党に持っていかれる可能性もあるね。


しかし野党も弱い。「自公はとんでもないが、じゃあどこに入れるの?」となると迷うよなー。民主党は政権を取ってた時代の地獄をみんな知ってるからね。維新は一応反対の立場だったが、今回賛成にまわった「日本を元気にする会」「次世代」「新党改革」みたいにいつ与党側に寝返るかわからない危険な政党。となると共産党?「参院ならまいっか」で入っちゃうかも。どっちにしても久々に超盛り上がる国政選挙になりそう。去年末の「アベノミクスの成果を採点」みたいなわけのわからない争点でやった衆院選は酷かったからな。