火花の打ち上げ方 | 社長らしい男の、社長らしくないブログ(サテライト)

社長らしい男の、社長らしくないブログ(サテライト)

札幌一小さい広告代理店の一人社員一人社長・溝手孝司のブログ。広告、イベント、アフィリエイトや仕事の事を書いています。
メインブログはコチラ
http://youtasnet.com/syatyourashii/

この何か月間で、何人もの人に同じような質問をされた。



hanabi

「火花、読みました?」

「又吉の小説面白いですよね?」

「火花、どうですか?」


溝手がお笑いや文学の事を


偉そうに喋ったり書いたりすることが多いから


芸人の文学作品の感想を聞きたいのだろうが、


正直こたえに迷ってしまい、いつも曖昧なトーンで終わってしまう。


感想を書くものって


・他人と大きく違う感想

・無茶苦茶絶賛(世間で受ける受けないにかかわらず)

・無茶苦茶批判(何でこんなもの世間は認めてるんだよ!)


この3つのものであり、


火花を読んだ感想は


無茶苦茶絶賛ではないし批判でもない。


そしてかなりの人が感想を書いたり喋ったりしてるベストセラーなので


特に話すこともない…というのが正直なところでした。


この作品が芥川賞にノミネートされたとかで


またまた脚光を浴びて、いろんなメディアで報道されている。


その中で一つ気になった部分を


火花を出した時、


今後はお笑いから作家に転向を?


との質問に又吉は


ことあるごとに「芸人を続ける」と答えてきた。


あくまでも芸人がベースで、家に帰ってから小説を書くと。


そして今回芥川賞にノミネートされたことで記者からこんな質問が。


「芥川賞を獲ったら芸人を辞めてもいいのでは?」


この質問に対しての又吉の答え。


「やめる理由はない。ものすごいお笑いを下に見てますね」


この中に又吉が本当に言いたいことが山ほど詰まっている。


芸人の生きざまを小説にした作品を書いた作者に


こんな質問をする記者は、きっと


火花を芸人が書いた小説にしては面白い


レベルと感じているのだろう。


だからこんな質問を聞く。


じゃあ作家がお笑いの努力をして


R1なりM-1なりの決勝10名に残った時


記者はこの質問をするのか?


「M-1チャンピオンになったら、小説家辞めてお笑い一本で行きますか?」


と。


この質問を恥ずかしくてできないとわかっているのに


どうして逆は聞けるんだ、と言いたい。


ま、その前に小説家でお笑いのファイナリストには残れないわな。


というか残りたい作家はいないわな。


と書くと、「作家を下に見てる」


とか怒りそうな人も出そうだが、そんなことはコレっぽっちも思っていない。


作家にもお笑いにもなれなかった男の戯言でボヤキでひがみに過ぎません。


---

800

興味のある方は、是非ご参加を⇒ Kasegu Cafe


-----------

読んだよ!の合図にワンクリックお願いします⇒ 社長ブログ人気ランキング