「家賃はもったいなく感じるけど、住宅ローンを抱えるリスクも感じる。
賃貸と持ち家はどっちが得なのか…」
前回に引き続き、賃貸と持ち家との決定的な違いのお話です。

住宅ローンには、マイホームに安心して住み続けるための
仕組みである「団体信用生命保険」(通称:団信)が付いています。
民間の金融機関の多くは、この団信への加入が住宅ローン借入の条件となっています(フラット35は任意です)。
金融機関がまとめて掛ける保険なので、団体信用生命保険といい、
団体で掛けるので、一般の生命保険よりも掛け金が割安になります。

団信は、住宅ローンの返済途中でご本人が死亡、高度障害になった場合に、ご本人に代わって生命保険会社が残りの住宅ローンを支払う生命保険制度です。
ご主人に万が一のことが起こっても、ローン残債がなくなり、
残されたご家族に、住宅ローンの負担がかかることがなくなります。
住宅ローンには、このように、万が一のときのセーフティネットがあるのです。
つまり、「持ち家を持つこと」=「家族を守ること」になるのです。

一方、賃貸の場合は、収入が下がったり、あるいは、万が一のことがあっても、今までと同様に家賃を払い続けなければなりません。
収入が減った、あるいはなくなったから家賃を下げてくれたり、
支払いを待ってくれる大家さんが果たしているのでしょうか…

つまり、賃貸が気楽で安全なのは、あくまでもきちんと家賃を払い続けている限りにておいて、追い出されるリスクがないと言えます。
このように、賃貸は持ち家のようなセーフティネットがないので、賃貸に住み続ける場合は、万が一に備えての保険はしっかりかけておかれることをお奨めします。

他にも、持ち家には、住宅ローン減税や省エネ住宅ポイント等、
様々な便宜が図られていますが、賃貸にはそういった制度がない、
ということも賃貸と持ち家の違いですね。



なお、賃貸と持ち家の総コストの比較や、メリット・デメリット診断など、
弊社のファイナンシャルプランニングシュミレーションで簡単にご覧いただけます。

「今」と「将来」を見える化することで、しっかりした判断基準を持つことができます。
ぜひ、お気軽にお声かけ下さい。




「家賃はもったいなく感じるけど、住宅ローンを抱えるリスクも感じる。
賃貸と持ち家はどっちが得なのか…」
そう思われている方は多いと思います。
で、実際のところどちらが得なのでしょうか?



ライフスタイルによって考え方も変わってくるので、
一概にどちらが得か損かとは、判断しにくいとは思います。

ただ、双方ともメリットとリスクがありますので、
そこのところをよく理解して賃貸にするか持ち家にするかを
判断されるとよいかと思います。

一般的に「賃貸は気楽、持ち家(住宅ローン)は恐い」といった
イメージもありますが、賃貸にもリスクはありますし、
持ち家にも気づきにくいメリットもあります。

実は、賃貸に住んで家賃を払い続けても、持ち家で住宅ローンを払い続けても、
生涯での総コストで見ると、あまり大差はありません。
しかし賃貸と持ち家では決定的に異なる点が2つあります。

まず1つめは、支払いのペースが違うという点です。
賃貸は、家賃に大きな変動がない限り、
常に同じペース(金額)での支払いになります。
一方、持ち家は、住宅ローンの返済が終わった後は、
支払いのペースがゆるやかになります。

つまり、賃貸は生涯にわたって一定のペースでの支払いになり、
持ち家は、現役時代(収入が多い年代)に多めに払い、
ローン完済後は、少ない支払い(固定資産税や維持費など)
になるということです。

もう1つの決定的な違いについては、また次回。

なお、賃貸と持ち家の総コストの比較や、メリット・デメリット診断など、
弊社のファイナンシャルプランニングシュミレーションで簡単にご覧いただけます。

「今」と「将来」を見える化することで、しっかりした判断基準を持つことができます。
ぜひ、お気軽にお声かけ下さい。