闘病後初のインタビュー(補足あり) | Добро пожаловать!

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ありがとう、Dima
あなたの歌は永遠です

ホロストフスキーは闘病中一切取材を受けず、NY入りしてからも本人がメディアの前に出ることはありませんでしたが、トロヴァトーレの初日が終わったためか、本日短いインタビューのビデオが出ました。




ロシアメディアの取材なのでロシア語でのやりとりですが、やはり闘病後初の彼の言葉とあって、内容が気になっていたところ、花宴さんから日本語訳をいただきました!
本当にありがとうございました!!ありがとうございます

ただし、花宴さんから「ロシア語から英語に翻訳されたものを邦訳しているため、誤訳、意訳があると思います。ロシア語から直訳出来る方、誤訳をご指摘いただけたら助かります」とのお言葉をいただいております。

ロシア語に明るい方、ご協力いただけたら幸いです!よろしくお願いいたします!

※9/29追記
匿名の専門家の方からいくつかご指摘がありましたので、日本語訳に補足させていただきました。ご指摘くださった方、どうもありがとうございました
笑1

なお、D-Clubさんがインタビュー内容をロシア語で起こしてくださっています。
こちらからロシア語原文はご覧いただけます。

以下、インタビューの日本語訳です。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


当然の事ですが、沢山の意見を仰ぎました。 
ある教授のところで、彼は僕を診て言いました、”正常ではない症状が出ていると思います。 目を閉じてひとつの線を歩いてみて下さい。” 
僕は目を閉じてそうしました。 
彼は生体検査の結果を見なければならない、そうではないかも知れないからと、言っていました。 
しかし、その後、彼は言いました、残念だが、その通りだと。 
自分で何と答えたか覚えてないんですが、僕は言いました、”僕の人生の中で...、僕は全てやり遂げました、何でもやり切りました、子供も出来て育てて、素晴らしい仕事もあります、他に何がいるんでしょう.....?”


補足:
「自分で何と言ったか覚えていない」の前に、сногсшивательноと、かなり力を入れて2回繰り返しています。「強烈(な打撃)だった」というぐらいの意味になります。

そうなんです、そして今、僕には選ぶ権利は無い、僕は僕の為でなく生きなければならない。 今までも同じ事ですが、僕は自分の為だけに生きているのではない。 
まだ有り難くない治療行程が控えています。 
そしてこういう行程は全て有り難くないけれど、2月まで治療は続きます。
現在の検査結果として、腫瘍は減って(小さくなって)僕は仕事も出来る様になったし、こうしてあなたにも会う事が出来る様になっている。

3ヶ月、僕は家にいて日々これに関わってきました、お祈りみたいなものです。 
これは義務であり、僕は自分を課していました。 
大事なのはこの状況に耐える事、とても大変な日常と自制心です。


補足:
заниматьсяはたしかに「関わる、たずさわる」というのが原義ですが、補語(目的語)なしで使うときは「練習する、勉強する、トレーニングする」という意味になります。

「3ヶ月間、家にこもって、どこにも出ませんでした。そして、毎日、練習しました。それが「祈り」であるかのように。必ずそうするよう自分に強いたのです。どんなフォーム、どんな状態のときであっても。もちろん、これが一番大事なことなんです。こういう状況の中ではそれが救いになります。毎日の日課をきちんとこなすこと、厳しくそれを守ること。」

病気になる以前、僕は病気にでもなってしまったように感じていました、無感動で、世の中も暗く思えて、仕事も楽しくなく、とても疲れていて悲観的、人生が好きではない様な、心理的にそう感じていました。 
しかしながら、実際病気と闘い始めると、人生を違う視点で見る事に気付き始めるんです、そして人は生き残りたいんです。

僕は今までの治療が全て上手く済んだ事をとても嬉しく思っていますし、今の僕は普通の状態です。
そしてもちろん、皆さんからの沢山の助けと愛情が僕を鼓舞してくれました。 
そして僕の仲間、アナ.ネトレブコ、ヨンフン.リー、マルコ.アルミリアートが助けてくれました。

(フレンズコンサートに関して)
今の政治状況の問題で、僕の仲間でも敢えてロシアに来る人は少ないです。
それはロシア側の扱いが悪いのではなく、彼らの国側の(ロシアへの)非難が彼らを留まらせるのです。 
結果的にある人は躊躇し、ある人は断ります。
その中でエリーナが勇気をもって現れ、僕と一緒に歌ってくれる事をとても嬉しく思っています。 
僕にとってこれは非常に名誉であり、観る方々に温かさと喜びを運んでくれるでしょう。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


・・・・12年彼を応援し続けてきて、本当にいろんなことがありました。
ファンであるがゆえに、辛く苦しい思いをしたこともありました。

それでも12年間、彼に対する思いが冷めたことは1度もありませんでした。

そして今、今まで以上に彼のことを尊敬し、愛している自分に驚いています。
(もうこれはですよね!?)

Dimaは私が思っていた以上に強く、立派な人でした!

まだまだ治療は続くということですが、今回のトロヴァトーレの成功は間違いなく彼にい良い影響をを与えたことでしょう。
この先の辛い治療にもきっと耐え、来年には完全復活してくれることを強く祈ります!

頑張れ、Dima!!チカラコブ
そして、感動を本当にありがとう!!泣く
ずっとずっと応援しているよ!!笑1


(・・・あかん・・・書きながら涙が止まらなくなってきた・・・あせる