シカゴ・リリック・オペラについて | Добро пожаловать!

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ありがとう、Dima
あなたの歌は永遠です

今回、シカゴ・リリック・オペラ(Lyric Opera of Chicago)に行って来たわけですが、ニューヨークのメトロポリタン・オペラと違い、このオペラハウスに関する情報はとても少なく、行くまでには色々と気苦労がありました。

来シーズンは、デッセー&カウフマンのマスネ:『マノン』もありますし、行ってみようかな~♪とお考えの方のために、こちらで、少しでも情報を提供させていただけたら・・と思います。

今回、とても助けられた情報は、なんと言ってもヴァランシエンヌさんのブログ。
(実は、直接メールして質問した私に、あのように丁寧にお答えくださったのであります。感謝!ありがとうございます
なので、まずはこちらを先にお読みいただくことをお薦めします。

では、私も、ヴァランシエンヌさんの書き方にならって、補足しながら書いていこうと思います。


<チケットについて>
ヴァランシエンヌさんもお書きのように、LOCについて、ガイドブックやネットで調べた時に、必ずと言っていいほど書いてあるのが、
「定期会員によって、チケットの90%が売れてしまい、シングルチケットの入手は難しい」
という文句。

で、サブスクライバーになることを薦められるのですが、旅行者にとっては無理な話。
旅行者用のサブスクリプションもありますが、あくまでも、アメリカ国内などに住み、年に何度かシカゴに通える状況の方に限られてくると思います。

ちなみに、既に来シーズンのサブスクライブの受付は始まっており、サブスクライバーチケットは発売されています。

結局、私達はシングルチケットをゲットすることにしました。

実際にチケットを購入する場合、ログインが必要となってきますので、発売日に慌てたくないとお思いの方は、事前にこちらからアカウントを作っておかれるといいかもしれません。

アカウントを作っておくと、LOCからシーズンのパンフレットなどが郵送されたり、登録したメルアドに、色々と案内が送られてきます。

シングルチケットの発売日は、昨年も今年も8月1日です。
シカゴとの時差を計算して、発売時間になったら、LOCのサイトにアクセスしてください。
チケットを実際に予約完了するまでには、タイムリミットがあり、ページ上にタイマーが出ますので、時間内に予約を完了させてください。

座席の種類は選べますが、細かい席番指定はできません。

予約したチケットは、Box Officeでの受け取りになります。
このへんは、METと同じですね。

ちなみに、8月1日のシングルチケット発売日に、オンラインでチケットを予約した私達は、
9列目の左サイド、17列目のやや右より&19列目のやや左より、そして21列目のど真ん中
の席をゲットしました。
土曜の公演は、並んで2枚取ることができませんでしたので、やはり人気のある公演は、早めに予約したほうがいいかもしれません。

「8月に来年のチケットなんて取れないわ~」という方も心配要りません。
LOCのサイトでは、時々“Currently Sold Out”という文字が躍り、「あ~~!がーん」と思うこともあるかもしれませんが、数日後には“Buy Now!”に変わってたりするので(会員による戻りチケットがあるようです)、何回でもアクセスしてみてください。

結論から言うと、日本人の準備の良さなら、「シングルチケットが取れない」なんてことはないと思います。


<座席について>
今回私達が座ったのは、Main Floor(1階の平土間席)のみだったので、Mezzanine Box、First Balcony、Upper Balconyの見え方はわかりません。

先述したヴァランシエンヌさんのブログに、座席の見取り図がありますので、参考になさってください。

Main Floorに関して言うと、21列までが第1セクション、その後ろに更に18列ありますが、この第2セクションに座るなら、上の席のほうがいいかなぁ~と。
とにかく縦に長い客席なので、第2セクションは、階上の座席が屋根のようになってしまうと思います。

ただ、METほど横に長くないので、端の席に座っても、見難いということはありませんでした。
もちろん、舞台上に柱など、遮る物があったらわかりませんけど。

平土間の21列目までは、なだらか~な傾斜がついてるだけなので、前に大きい人、または広がってるヘアスタイルの人などが座った場合は、視界が遮られるかもしれませんので注意が必要です。


<服装について>
METと両方行った者の感想から言うと、シカゴのほうがドレッシーな人が目立ったかも。
定期会員が多いせいか、「オペラ慣れしてます」って感じの人が多かったです。
毛皮のロングコートのご婦人が、うじゃうじゃいましたし。
男性はタキシードの人も多かったので、スーツが無難でしょうか。

でも、私のすぐ後ろの人は、とってもサイケな模様の長靴(ブーツではない!)を履いていたので、日本でオペラに行く服装で充分だと思いますよ苦笑


<ホテルについて>
これが一番苦労したかも・・・汗
LOCはビジネス街の一画にあるので、ホテルの数も少ない。

アレグロ・シカゴ(Hotel Allegro Chicago)が、LOCに最も近かったと思いますが、客室数が少ないのか、3月の宿泊予約を1年前の8月に入れた時には、既に満室という回答でした。

私達が今回泊まったのは、パーマーハウス・ヒルトン(The Palmer House Hilton)。
日本のサイトからも申し込めますし、何の不自由もありませんでした。
シカゴ交響楽団の本拠地、オーケストラホールやシカゴ美術館には、徒歩5分程度で行けますし、ロケーションは素晴らしいです。

ここからLOCまでは、徒歩15分ほどだったと思います。
結局、3回のオペラ公演、私達は全て歩いてしまいましたが、せめて、終演後はタクシーに乗ったほうが無難かもしれません。

あの時は、オペラを観てテンションが上がっていてわかりませんでしたが、今思い返せば、人はほとんど歩いてなかったし、道にも迷ったし、かなり危なかったと思います苦笑
ちなみにタクシーは、オペラハウスを出たらすぐ前の道路に停車してるので心配は要りませんが、相当並ぶことが予想されます。

出待ちして、時間をつぶしてから並んだほうが空いてるかも?(笑)