勝負はついたようですね?〜アリスの棘・第9話〜 | トリプルオルタナティヴズ

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上野樹里ちゃんのこと、本のこと。

はい、9話です。1話の感想の次が9話でーす!
ちょっと忙しかったものでね、なんでひとつのことしか出来ないんでしょうね。2~8話の感想は追々書きたいなと思ってます
そしてこれ、特に予想とか考察とかございませんので宜しくお願いします。笑

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いやーすごかった!すごかったね!!!
そして最終回に向けてもうどういう状態で待ってたらいいのかわかりません!今週ちゃんと仕事出来るんでしょうかわたしは
チームアリスのみなさんはきっと、クランクアップに向けて怒濤の撮影に全力投球してらっしゃることでしょう。熱量は高く、ただしあくまでも冷静に、ひとつずつ、ていねいに、確実に。
あと一週間。こんなにも待ち遠しい、ドキドキを沢山ほんとうにありがとうございましたと言いたい。いやまだ終わってない。
今も9話を流しながら書いてますけど、心拍数上がっちゃって陽だまりのキュン死対策で購入した救心はどこにあるのか…。

はい。

いきなり9話から書き始めようとすると、今までのところも次々浮かんできちゃうんですけど、それはまたの機会にということで。
とりあえずこれですよ。
みなみちゃんって誰!!!

有馬教授の「私の何が悪い?」のくだりは、ちょっと説得力ありすぎて混乱しました。医者でさえなかったら、何が何でも自分の子どもを守ろうとする姿は美談になるのかもしれないけれど。言いたいことはわかるんだけど、そのためにやろうとしていることがヤバいわけですからね。他人を殺して自分の子どもを助けるというのは。
でも、有馬自身が自分に必死で言い聞かせて、長年積み重なって少しずつ価値観を狂わせていったんだろうな。いや、有馬は狂ってないし、そこがまた怖い。ほんと怖いよー。自分だったらどうだろうと考えてしまった。まあ、比べられない行為ではあるけど、臓器奪おうとはさすがに思わないし。その辺のすり替えが上手くて、ちょっと印象的な場面でした。何より、納得するよね。有馬の動機に。

で、奥さんがうっかり口走ったみなみという名前。特に驚いた様子のない鈴。移植すれば臓器は生き続けるという有馬の考え方。あそこまで鈴を助ける事に必死になるのは、鈴自身を助けたいのか?それとも鈴の中に生きている誰かを助けたいのか?

あたまぐるぐる。こっちの気が触れてしまいそう。笑

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今回は胸熱展開が目白押しで、テレビの前でじたばたしたくてたまらなかったわけですけども、そのひとつがここでした。星野美羽。
最初から微妙な距離感できゃぴきゃぴしてた美羽ちゃんだけど、途中で悠真先生絡みで決別、豹変。ほんと怖かったよ千明様…!その美羽ちゃんが今回の重要な助っ人になってくれました。いやほんと、部屋に来て手のひら開いた瞬間のハート持ってかれ具合が半端無かった
 うわー!って言っちゃいましたもん。
「あなたに勝ち目は無い。わたしの協力がないと」っていう台詞もかっこいいな。倒置法かっこいいな!!
地下道で明日美にこの台詞を言う時の、明日美がどう反応するのか必死で見つめる美羽が、今までに見た事のない彼女で。いつも、相手がどう返してくるか待たずに、自分のプランだけでしゃべっていた彼女。だからこそ、明日美にとっても最初は都合が良かった。
その美羽を(あんなにいろいろあったのに)信用して頼みごとをした、明日美の成長も感じられたし、いろいろぐっと来すぎてしまって大変でした。信用して、それが返ってきた。無理矢理動かそうとするのではなく、きちんと心を通わせることで。
明日美のことは理解出来ないけど、お父さんを失った悲しみだけはわかるっていうのも、すごく良かった。栗山千明バンザイ!


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そしてもうひとつの胸熱展開。有馬成敗!ちょっとーもう。かっこよすぎるでしょ。初期の痛快復讐時期を思い出したし、明日美がこの病院に入局してからの、見てるこっちも1話から8話までの積み重ねがあっての最終対決にふさわしい迫力、構成、明日美イケメンでございました!うっかりしみじみしてしまう…樹里ちゃんどんだけイケメンなのか…ほんとどうなってるのかこの世は。
有馬が本当に気持ち悪くて、腹立たしくて、國村さんほんと素晴らしいなと思います。だってぐちゃぐちゃの狂人なら簡単だけど、権威ある教授として静かに頭おかしい有馬をこんなに的確に、リアルに、表現出来るなんて。すごく難しいと思う。クレイジーほど簡単なものはないのだから。さすがラスボス。いやラスボスじゃないかもしれないけど。ひいーそういうこと言うのやめて←

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そして西門さん。先週の予告で西門が裏切るかも…的なことをにおわされ、さんざん心を痛めてはらはら一週間だったわけですが、とりあえず健太は無事でよかったです。豹変というか、やっぱりそうだよね。明日美ほど派手に動かなくても、遺族の悲しみ、やり場のない気持ちはずっとずっと消える事はない。それを当事者として表現する西門という存在がまた、このドラマの架空と現実をぐっと引き寄せている気がします。ゆいちゃんかわいいもん…
「明日」を意識し始めた明日美に対して、西門は未来を語ることが出来ない。いったいどうなっちゃうのか。二人には最後、笑ってほしいのだけど。

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見納めかもしれない手術シーン。DNA検査の場面も本当にかっこよかった!ありがとうチームアリス!!!こういういかにもなお医者さんシーンは全編通してあまりなかったけど、明日美が医者としての素養を十分にもち、これから先もこうして生きていくかもしれない片鱗は見ることが出来ました。無事に手術が終わって健太の顔を見て、何かをこらえるように歪む表情。明日美には医者を続けてほしいな。聖林大学病院は離れるだろうけど、悠真が思い描いた巡回医療とか。そういえばそんな最終回予想もして楽しんでおりました。もう今は予想どころじゃないよ!笑

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明日美の表情のひとつひとつがどんどん深みを増していく。樹里ちゃんのお芝居をこんなにがっつり見られる幸せと言ったら。アリスは本当に人物を綺麗に撮ってくれてて、全部が神カット。エキストラに参加したときに、カメラマンさんのほんの数ミリ単位の調整を垣間見て、こうして作られて行くんだと思うと気が遠くなるくらいだった。上野樹里の芝居を堪能出来るという意味でも、話が面白いという意味でも、映像が美しいという意味でも、音楽がかっこいいという意味でも、とにかくあらゆる点からアリスの棘は最高。ずっと見ていたい。でも来週で終わりなんだよーーーやだー


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最後に願掛け。冷静に考えて、もうこの人がキーマンではないと言う材料は残ってないんですけど、悪い人ではないと、明日美への眼差しが嘘ではないと信じてます。パパ!頼むよ!

ばーーーーっと言い散らかして終わります。笑
すいません!
最終回まで残り129時間!!!