■4/28(火)最終日

深夜の直行便に乗るため、実質的な最終日となります。
この日は、
12:00 ホテルチェックアウト
21:30 ホテルに飛行場までの迎えが到着

チェックアウトした後、つまり午後がかなりヒマなことに。
さすがにこの常夏の楽園をずっと歩き続けるわけにも行かないので、午後は旅行会社のオプショナルツアーで、夕焼けがきれいと噂の「タナロッド寺院」に行くことにしました。

まずは午前中、名残を惜しむかのように海に入り、プールではのべ300mくらい泳ぎ、プールサイドのおっさんと「おい、ジェットスキーやらねぇか?」「いや、今日チェックアウトなんだ」「マジで?何時に?」「12時だから、1時間後」「おぅ、それじゃムリだな。どうだ、楽しかったか?」「ベリー楽しかった」「そうか、また来いよ」なんて会話をし、いそいそと着替えてチェックアウト。

どうせ夜にまたホテルには迎えが来るので、スーツケースとかは全部フロントに預けて、ツアーの待ち合わせ時間までサヌールのレストランで食事をしました。

バリのメシはとにかくうまい。安い。
有名どころだと「ナシゴレン」(焼き飯)、「ミーゴレン」(やきそば)ですが、そのほかにも鶏肉をあぶった焼き鳥のような「サテ」とか、エビを使った焼き物とか、まぁ、いろいろあるんですよ。んで全部うまい。
ついでに言うと、ビールもうまい。
「ハイネケン」などのライトビールが好きな人ならば、バリの地ビール「ビンタンビール」は気に入ると思います。とてもライトで飲みやすい。しかも、気候は暑いので軽く昼から飲んでも酔っ払うことはありません。汗で出ます。

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(バリ飯の一例)


んで、午後はクルマに乗ってタナロット寺院へ。
ガイドは「スダ・・・」さんなんですが「スダって呼んでください」っていうんで、「スダさん」と呼んでました。
このガイド、よく仕込まれていて、クルマの移動中はずっとしゃべりっぱなしです。
こっちが休む間もないくらい、しゃべりっぱなしです。

「食べ物はおいしいですか?」とか「バリの田んぼは一年間で3回稲が取れます」とか、まぁ、こっちが聞いてもいないことをいろいろと話をしてくれます。退屈しなくていいんですが、基本的に移動中は睡眠派の僕は結構つらかった。。
せっかくしゃべってるのに無視するわけにもいかないし、しかも片言の日本語で若干意味のわからないことを言ってるんだけど、気を使って愛想笑いしたり、とにかく気苦労がつらかったです。

で、これがタナロット寺院。

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寺の中には入れないようです。
遠くから眺めます。
がけっぷちにたつ大変キレイなお寺です。

で、サンセットを鑑賞し、寺院の近くで夕食を取り、また、ホテルへ。

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到着したのは20時過ぎ、まだ飛行機の迎えが来るまで時間があります。

さて、ここで困ったこと発生。
まぁ、たいしたことないんだけど、昼間に寺院見学とか動き回ったせいか、やたらと汗臭い。。このまま飛行機に乗ったらおそらく入国審査通らないんじゃないか、ってくらい汗をかいており、ヒジョーに困ったなぁ。。。と。

そしたら、ガイドのスダが、「ホテルで多分シャワー浴びれます、大丈夫」とのこと。「ホントか?プール脇の水シャワーのことだろ、それ。」と思い、体もへとへとで、「まぁ、しょうがねぇか」とあきらめてフロントのソファに座ってました。

さて、ここで嫁登場。
今回の旅でほとんどの渉外を自分が担当してたので、自ら何かを頼むということはなかった嫁が一言「フロントに試しにシャワー借りれるか聞いてみようか?」と。「あぁ、ムダだけどやってみる価値はあるな。でも水シャワーなら勘弁だわ」と無下に言い放つと、すたすたとフロントの係員に交渉開始。なんていってるのかよく聞こえませんでしたが、「今日チェックアウトしたんだが、シャワー使わせてくれない??」といってたんだと思います。

んで、数分後、見事に「OK」と。
空いている部屋を探してそこを使わせてくれるとのこと。おおぅ、嫁ここにきて仕事しました。

さて、じゃあ、部屋探しを、というところで例のベルボーイ登場。
「オゥ、ミスターミウラ。何?シャワーを浴びたい?わかった、任せとけ。すぐに準備する」と。

ベルボーイに付き従って我々はホテルの中へ。
部屋をノックすると、ちょうど部屋の掃除を終えたホテルマンが出てきました。
「おぅ、なんだい?」
「おい、これからミスター・ミウラがシャワーをつかうから、お前はでてろ」
「え、だっていま掃除したばっかりだぞ」
「いいんだ、話はついてる。ミスターミウラが一時間ばかりシャワーを浴びるだけだ」
「でも・・・」
「いいから早く出ろ」

「・・・さぁ、ミスター・ミウラ、どうぞ一時間使ってください。一時間したら迎えに来ます」

と、こんな感じです。

正直救われたと思いました。汗ダクダクのまま飛行機で7時間も乗ってるのはさすがにしびれるなぁと。そんなときにシャワーがどれだけありがたいか。
僕がまた彼にチップを払ったのはいうまでもありません。

さて、お迎えの時間、ベルボーイは「また来い、ミスター・ミウラ」と。僕も「ぜったいにまた来る」と硬い握手を交わし、別れたのでした。


日本についたのは4/29(水)の早朝。
帰りの機内でみた新聞に「インフル?」とか書いてあって、「なんじゃそりゃ、季節はずれな。。」とヌボっとしていたら、成田はプチ厳戒態勢。
危うくシャワーを浴びずに帰ってきてたら検疫に引っかかったかもしれません。

ということで、旅日記は終了。

んでわ。