ランチにドリアを注文したら(まだ胃腸が全快ではないため、なるべく柔らかくて温かいものを食べる
ようにしている)ラブ注入された。

$35歳から読んでおきたい「オンナの××(ペケペケ)論」

バレンタイン、近し!

昨年は生チョコのつくり方を教わった。
これが結構ウマいことできたものだから、調子に乗ってたくさん作ってみたら冷蔵庫の中が生チョコ
だらけになったなぁ。

バレンタインといえば、頭の中を駆け巡るのはやはりこれだろうか?

バレンタイン・キッス2008/国生さゆり

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おそらく、この時期一番のヘビーローテーションかと思う。
「こういう時=これ」という型式を持つのは、ある意味考えなしの安心感を与える。

が、しかし。

こういうイベントや行事ごとがあるときこそ、実は自分の感性や個性・・・つまり「あなたらしさ」を認識する
にもってこいのチャンスでもある。一体どういうことか。


手前味噌ながら、昨年、私は数ヶ月間ラジオの番組を持たせてもらった。
これは本当に貴重な経験だった。
(固定概念を叩き壊し、「喋りのプロでなくともラジオ番組が持てる」というチャンスを掴んだと思う)
その時にお世話になった方から、とても大切な心がけを教わったことが、考えのベースにある。

たとえば、クリスマスの時期にラジオやテレビから流れてくる音楽を想像してもらいたい。

あなたにとって「クリスマスソング」ってどの曲?
何が思い浮かんだ?

Wham!?
マライア・キャリー?
ジョン・レノン?

おそらく、通常はこのあたりを思い浮かべるだろうし、どの番組、どの時間帯でも同じような曲が流れて
いると思う。しかも、遥か太古の昔(?)から。

私が番組を持ち、リスナーに向かってお話する内容を考えていたときに、お世話になったその方が何度も
何度も、言い聞かせるように伝えてくれたことがある。
個人的に、まるで懐刀に収めているような言葉なのだが、読んでくださっている皆様へこの場で共有する。


「たとえばクリスマスだからといって、Wham!やマライアを流すようなパーソナリティにはなっちゃダメだ。
そんなことをしていては、みんなと同じであなたという個性が埋もれるだけ。
ヘビメタ?ハワイアン?民謡?なんでもいいし、問題ない。

自分だったら、クリスマスといえばどんな音楽を流して【クリスマスを表現する】か。
いかに、人とは違う何かを見つけてくるか。
どういう角度なら、一歩抜け出すことができるのか。

これを考え続けること。
それがあなたという個性だし、【伝える】そしてあなた自身のことが【伝わる】というのはそういうことだよ」



この言葉が、Wham!やマライアを否定しているわけではないことぐらいはお解りいただけると思う。
ただ、ときにお決まりの型式が考えることを拒絶し、「自分とは何か?」という永遠に解けない(ように
思える)押し問答に足を踏み入れてしまった経験は一度ぐらいあるのではないか。


私は元来ラジオっ子なので、事あるごとに「もし、この番組のDJだったとして、私ならどんな曲を紹介する
か」ということを、遊び半分で考えている。

それが日の目を見ることなく【心のベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」】に保存されているだけだとし
ても、そうやってどんどん好みをストックしていれば、それがいわゆる人としての引き出しに繋がっていくの
ではないかと思っているし、こういう時にはこんな球、という球数を増やすことが可能だ。
(時々飲み会の席なんかでお披露目しあっても良いかもしれない)

反射的に「私ならどうするか?」という思考の道すじを立ててみることは、ラジオ番組という初期設定だけ
ではなく、あらゆる人生の場面において応用ができるトレーニングになる。


私らしさとはいったい何か。

一人称「私」について、真摯かつ哲学的に考えて向き合っても、どうにもこうにも埒があかないときに、
ぜひゲーム感覚で試してほしい。
このとき、真剣を通り過ぎて、深刻にならないことがただ一つのコツである。

情報が飛び交い、誰もが好き勝手にハテナを投げかけてくる世の中、お題はいくらだって降ってくる。
万が一「本流しか思い浮かびません!」という場合でも、たとえば初音ミクに歌わせてみるというアレンジ
(調理方法)は、いくらでもある。

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というわけで、私からのお題は【もしあなたがラジオDJだったら、バレンタインにどんな曲を流す?】。
甘い甘い恋のチョコレート(笑)でもほうばりながら、暇つぶしに考えてみてください。