こっちにきてすぐに、こんな計画をたてた…
「地元のケーキ屋やパン屋に協力してもらい、
被災地にクッキー(焼き菓子)を送ろう!」
自分たちが経験した「伊豆群発地震」でのこと、毎晩の様に
起こる余震の中、眠れない夜を過ごした記憶が残っている。
少し揺れが大きいと、近くの公民館に避難して、他人とかは
関係なく声をかけあい、励ましあいながら朝が来るのを待つ。
食料も底をつきてきて、これからどうなってしまうんだろう?
そんな不安な気持ちでいたある日、どこからか届いた荷物。
中を開けてみると、「甘食」やら「チョコスナック」のお菓子が
箱にいっぱい詰まっていた!子供ながらに大騒ぎした。
疲弊しきっていた大人達の表情にも、少しだけ生気が戻って、
甘いお菓子を食べながらしばし談笑していたのを覚えている。
やっぱりこういう時に「お菓子」は必要なんだ!という根拠が
この時の経験から自分の中に働きかけていたのだ。
これはあの時の恩返しをするきっかけなのか?!
そう自分に言い聞かせ、タウンページと電話の受話器を手に、
協力してくれる店舗を探すため、ひたすら電話した。
※以下、相手先からの反応
「こんなんじゃしばらくお店は開けられないよ…」
「いまは自分とこで精一杯だよ…」
「っていうか、、あなたは何者なの?」
ん~、そりゃそうだ。
そもそも「あまいけいき」なんて誰も知らない。
きっとこんな事をしていながらも「便乗詐欺?」とか思われて
いても仕方ないと覚悟はしていた。
で結局、一日でこの計画は幕引きとなった。
「都内ならなんとかなるかも?!」と気持ちを新たにしてみた
モノの、ガソリンがない、電車も動かない、行ってもかえって
これるかもわからない… という言い訳にしかならない結果に。
嗚呼 もっとあまいが有名なら「あなたの頼みだったら!」って
賛同者もいたのかもしれない。非力を悔やむしかない。
そんな事があって、数日ブログやTwitterを眺めていたら…
あまいの尊敬する賢人たちが「チャリティースイーツ」たる
活動をやっているではないか!!!
(ん~、、やっぱりさすがだなぁ…)
もうこれはあの人達に託すしかない!と思った。
潔く、、あとは頼みました!!!
自分は引き続き募金活動と、近所のスイーツを買いあさって
家族、親戚、友人、知人、~の職場や学校へ配り歩き作戦!
を実行します。(思いつく限りそれしかないので…)
経済的な二次災害を防ぐ為に必要なのは“消費”です。
「こんな時に」とか思われても結構!
いま一番の命題は、被災者への救援(支援)、そしてその次に
大事なことは、“消費”(物を買う事、外食をする事~など)だと
自分は思います。
こんな時だからこそ家族で美味しい物を食べて笑顔になろう!
甘いものを食べて、少しでも気持ちを和らげよう!
普段世話になってる人に“贈り物”をするのもいいですね。
物質的な豊かさ・・・こういう時には必要なんです。
先の不安は尽きないですが… 10の内、“1”、物やお金で得る
事のできる幸せな気持ちがあってもいいんじゃないかな?って、
自分は思います。(賛否両論あるかとは思いますが。)
【あまいけいき】