児童養護施設の子にエール OB作家が漫画や演劇 | ぬるく愛を語れ!WEB漫画~児童養護施設で暮らしたあのころに~

児童養護施設の子にエール OB作家が漫画や演劇

児童養護施設の子にエール OB作家が漫画や演劇 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/komachi/childcare/cnews/20111110-OYT8T00170.htm?from=tw  


施設出身の方達が、様々な分野で活躍され
活躍されているという読売新聞の記事です。


記事で紹介されているのは
漫画家の藤沢とおるさん。

藤沢とおるさんは施設出身であると公表し
GTOの続編として
児童養護施設を舞台とした漫画を描かれました。

「SHONAN 14DAYS」は児童養護施設のグループホームを
舞台に、虐待や家庭の事情など大人の都合で
傷を持った中学生たちに鬼塚が体当たりでぶつかり心を開いてゆきます。

ぬるく愛を語れ!~webマンガに挑戦~

8巻までは読んだのですが
7巻の姉妹のお話はジワッと来ました。
私は姉妹物には特に弱いみたいです。

あのはダイナミックではちゃめちゃな展開ながら
ギャグをふんだんに盛り込み
スピーディ、それでいて
しっかりとテーマを押さえ
メッセージをビシッとキメる。
さすが一流のプロ漫画家ですね。

1巻から鬼塚さんの言葉に
ウルっとさせられました。
(GTOってそんな漫画でした?)

藤沢さんの言葉だから尚更重みがあります。
この連載が始まった頃
施設の中学生が「施設が舞台なんだよ」といって
楽しみにしていたというお話を聞きました。
彼らの心に藤沢さんのメッセージは
深く届いていると思います。

脚本家、作家の小金丸(こがねまる)大和(やまと)さん
施設出身者たのために
演劇で彼らの抱える問題を訴えているそうです。
本当に色々な分野で施設出身の方々が活躍されているんですね。

それから
元ボクサーの坂本博之さん
施設出身のチャンピオン
彼の人生は地元だけではなく多くの施設の子どもたちに希望を与えています。
私は坂本さんのこのインタビューがとても好きです。

「『たら・れば』を言いたくない」
「『もっといい環境だったら』って言うのは嫌だった」

基本、人間不信なんですね。過酷な子ども時代、大人を信頼していない。
だから自分の力しか信じないし人や運命を当てにしない。
そんな生き様がこめられています。

愚痴が言えるってのは甘える相手がいるってこと。
そんなぬるい事いえる人生に感謝しな!って所ですね。

でもそれではやはり苦しい。
だから誰かの苦しみを受けとめ支える人になりたい。
自分が子どもの時与えられなかった存在になり
過去の自分のような子どもをすくいたい。
そんな重いが現在の活動に結びついているのですね。

愚痴を言いながら人生を送りたくない
元東洋太平洋ライト級チャンピオン 坂本博之


http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1023/?page=1


そして
特定非営利活動法人
社会的養護の当事者参加推進団体 日向ぼっこ

理事 渡井さゆりさん

(さゆりさんの著書もお勧めです。こんど紹介します)

$ぬるく愛を語れ!~webマンガに挑戦~



そんな方々と私の名前を並べて頂いたのがとても嬉しくて。
ちょっとしたご報告でした。


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