真実のゆくえ5【里親による14歳少女わいせつ事件より】 | ぬるく愛を語れ!WEB漫画~児童養護施設で暮らしたあのころに~

真実のゆくえ5【里親による14歳少女わいせつ事件より】

今日は物凄く長いです。
本来4つ分くらいの記事を詰め込んでいます。

ほんと短く簡潔にというのが苦手です。

うーん。
長文が苦手な方は漫画のみでも
伝えられると思うので漫画だけどうぞ。

テキスト付き合うよって方はテキストまでどうぞ。


はじめての方はこちらからどうぞ。

1話 2話 3話 4話 5話 最終話です。


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お付き合いありがとうございました。

尾ひれまで頂き、私はその後胸が痛んで眠れませんでした。
尾ひれの出所はわかりません。
里親さんたちには「守秘義務」を超えたネットワークでもあるのでしょうか?
そんなものが出回っているとは私は思えません。
これが里親の自浄作用なのでしょうか。

ともかくどんな形であれ
里親による被害を訴えた少女が後々まで罰を与えられるかのごとく噂されるのは頂けません。
虐待された児童を癒したいといいながら里親を訴える児童をタコ殴りにフルボッコ。
これも里親宅の虐待の怖い部分だと思っています。


里親になると地元に里親会に所属します。
里親会の活動は里子さんの養育に必要な情報の提供に不可欠なものだと思いますが
ネットで見る限り「里親名称独占問題」など首をひねるものも多いです。
(以前、この件に関して「動物の愛護」を名乗る方からのメールで巻き込まれた体験を書きました)

たとえばたまさんも、里親制度に関する問題点を考察してるのですが
脅迫メールが度々届いているようです(アメーバ運営に提出済みとのこと)
里子さんたちのブログも動いていません。何事もなければよいのですが。
里親会云々はともかく、里親さんたちは
「里親」であるということに並々ならぬ誇りを持っていると感じます。

施設虐待や問題点を書いても「施設職員のイメージが!!」とメールを頂く事はありませんからね。

それどころか私自身、児童養護施設の楽しかった思い出を中心に描いていますが
そうすると児童養護施設に関する虐待事例など不祥事の起きたニュース記事アドレスを
これでもかとコメント欄に頂くことはあります(笑
(別に私は施設をことさら美化していないのはブログの読者さんには分かると思います。
入所児童としての様々な葛藤もかていますから)

里親希望のくららさんもねっとでお見かけする里親さん同様
ことさら、乳児院に子どもを預けている親を蔑む発言をしたり
児童養護施設に「乳児院の子どもを「放り込めない」」と表現していますね。
施設憎しが垣間見えます。
(里親さんの里親体験談を読むと、施設や乳児院が経営維持のために
子どもを抱え込むので里親の所に子どもが回ってこないという不満があるようです)

「かわいそうな虐待児を愛したい」思いは伝わります。
しかし、その親に関しては・・・
親を憎み蔑みながらその子どもに「愛を教えられるのか」と感じずにはいられません。
わたしの伯母たちはわたしの母を嫌っていました。憎んでいたといってもいいほどの確執があたようです。
そのわたしに伯母達は母を語ったり慕うような表現一切を禁じ、
母に対する憎しみを植えつけました。
「子どもを捨てた親」「捨てられた子」と、子ども心まで傷つけました。
私が人を憎んだのはその時初めてでした。

私はクララさんの中にその憎しみの種を感じて怖くなります。
あなたのなかの「愛」は無償の愛ですか?
自分の思いを遂げたいだけの自己満ではないですが。
救いたいのは「かわいそうな子どもに涙する自分」ではないですか?
施設に入所していたくららさんの事情はどうだったのでしょう。
親とは良好な関係を結んでいますか?
あなたの中にある憎しみはあなたの親と関係ありますか?

くららさんは里親家庭内の虐待をどうお考えですか?
私はネットで綺麗な言葉を並べていた里親希望の女性とやりあった時、
「やっぱり他人の子はDNAレベルで怖いから引き取るのはやめる」と言われました。
あなたの憎しみは子供の血に向くことはありませんか?
そんな事を考えていました。

********

では、また話を戻します。

8コマ目の性的虐待の里親は当事50代、今回の里親と同世代。
平成11年といえば、「里親家庭を家と呼ばないで」の里子さんたちが
里親宅で暮していた時期と重なると思います。

施設は変わりました。十数年前社会問題となた大きな虐待事件による激動がありました。(恩寵園事件/wiki)
私が良く知ってる子が、過去に大きな事件のあった施設出身者です。
この事件後に入所した児童ですが職員による体罰や虐待は一切なかったと言います。

里親宅は、里子さんたちの経験した時代から変われたのでしょうか?
私が最近しったある母親の体験を次回お伝えできればと思います。
少し里親シリーズ続きます。

ちなみに明日は
家出中にお世話になった忍ママのところで
父親の愛情を知らないわたしに父親の愛情表現を教えててくれた(?)
ママの彼氏の話を少し。帰る家が無い家出娘、年を誤魔化しているのも見透かしながら
弱みを付け込むズルい大人のやり方。
かりそめの親子のエピソード続編/何故私が家に戻ったか、理由の一つ。
あまり励ませまらるエピではないので書くのは迷うところですが
自分の失敗をふまえて他の方の肥やしに。


わたしの危惧する事は
「木を見て森を見ず」ではないかとと思われる方も多いと思います。

では、森を見ましょう。
現在児童養護施設に預けられている児童は約3万人、里子は約3千人。
児童養護施設は少しずつ数が増えていますがそれでも足りません。
(と言っても昨年の資料では定員に若干の余裕がありました。地域にばらつきがあるのかもしれません)
国は里親をもっと増やそうとしています。
里親側はコスト的にも施設より費用の無からない里親を増やし
施設のような集団養育で情緒障害児を出すようなものは
減らすべきと主張してるのが読み取れます。

では、3万人の児童を里親宅に委託したらどうなるのか。
単純に考えても
虐待死、病院送りの虐待被害児童が10倍に増えます。
ここまでいかなければ国は動かないのかもしれません。




この虐待事件に関しては
「はばたけ養護施設出身者」のたまさんも記事にされています。
わたしより分かりやすいポイントを押さえて伝えています。
よろしければどうぞ。

■14歳の女の子に、わいせつ行為をした里親に対して(里親の見解を踏まえて)
http://ameblo.jp/ganbare-sisetu/entry-10701559604.html
■わいせつ容疑で逮捕の里親への処分
http://ameblo.jp/ganbare-sisetu/entry-10703527324.html
■里親のわいせつ事件に関する処分について
http://ameblo.jp/ganbare-sisetu/entry-10704522917.html


記事の参照は、千代子さんの「里親から里子への児童虐待~搾取される子供たち~」
虐待事例の記事より。

■甲賀の里親わいせつ:「家庭の様子、把握できず」 県、会見で謝罪 /滋賀■
■施設・里親 続く虐待/わいせつ容疑逮捕■
■里親のチェックを強化 少女へのわいせつ、県が再発防止誓う■
■別の子どもには虐待か わいせつ容疑里親逮捕 女児「たたかれた」 ■
■強制わいせつ容疑で里親逮捕 県、対応追われる■
■里親、女子にわいせつ行為 容疑で無職男を逮捕 滋賀・甲賀署■
■ホームステイの14歳にわいせつ容疑、62歳逮捕 甲賀■

2話の7コマ目、8コマ目で作品中に
朝日新聞 滋賀版よりインタビューを引用しました。(報告済)
■施設・里親 続く虐待/わいせつ容疑逮捕■
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001010220001


※ちびひーさん、ありがとう。修正しましたv

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