【1歳 2歳 3歳 野菜嫌い】食事の時間がグンと楽しくなる!魔法の声かけとは?
こんにちは。温泉と緑豊かな大分県別府市で、自宅教室「マイコンフォートテーブル」を主宰しておりますEmi Mituiです。ブログにご訪問頂きありがとうございます。さて、我が家には現在3歳の息子がおります。とても可愛いのですが、1歳半からずっと頭を悩ませてきたことがありました。それは、「苦手な野菜が多い」ということです。きっと同じように頭を悩ませている1歳、2歳、3歳児のママさんも多いのではないかと思います。私もこれまでかなり苦労しましたが、ちょっとした声かけのヒントを頂いたことがきっかけで、少しずつ克服できるようになりました。そこで今回は、そんな野菜嫌いの息子とこれまでどうやって向き合い、どんな声かけをして少しずつ克服できるようになったのかをご紹介します。よろしかったらお付き合い下さい。1歳半から野菜嫌いが始まる息子が5ヶ月を迎えてから離乳食を始めました。最初は、ニンジンやカボチャなど、すりつぶした野菜を嫌がることなく口にしてくれていました。しかし、1歳半を過ぎ、イヤイヤ期が始まると、少しずつ野菜を食べ残すようになりました。しばらくは、「今日は食べたい気分じゃないのかな?」とか、「今日のおかずは口に合わなかったのかな?」など、そんなに深くは悩んでいませんでした。しかし、2歳になってその状況はさらにひどくなり、チャーハンやカレーに入っている野菜までよけて食べるようになってしまいました。頼り甲斐のある母に相談してみることにこのままではどんどん野菜嫌いがエスカレートしてしまう!と思った私は、母に相談してみることにしました。ちなみに母は日本人です(笑)私:最近息子があんまりお野菜食べてくれなくなったんだよね。母:そうなの?うちに来た時は結構ご飯食べているけど?私:家でご飯食べる時は、あまり量も食べてくれないし、苦手な野菜を残すようになってきたんだよね。どうしたらいいと思う?母:そういえば、親戚のYおばちゃんの子どもたちも小さい頃食が細くて、もっと食べなさ〜い!って無理やり食べさせていたらしいけど、大人になった今では食べ過ぎて困るわ〜って言ってたくらいだから、きっとそのうち食べるようになるんじゃない?母:それに、アスリートのU君も野菜嫌いらしいけどしっかり結果を出せているし、人それぞれだから大丈夫じゃない?私:そうかな。じゃあもう少し様子見てみようかな。・・・・・・って、何の解決にもなってないや〜ん!!!と思いましたが(笑)とりあえずこんな大らかな母親のもとで育って良かったなと思いました。野菜嫌いを克服させたい!3つの挑戦それでも、やっぱりそのまま見過ごすことができなかった私は、様々なチャレンジを試みることにしました。チャレンジ① 野菜の絵本を読み聞かせるまずは、毎回図書館で野菜の絵本を借りることにしました。例えば、柳原良平さんの「やさい大好き」という絵本。やさいだいすきAmazon(アマゾン)1〜4,220円読み終わった後に、「どの野菜が好き?」とたずねると、「やさいだ〜いすき!大根も好き!」というので、その晩大根のおかずを作ってみたものの食べてもらえず、上手く行きませんでした。また別の日には、なかやみわさんの「そらまめくんのベッド」という絵本を借りました。そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)Amazon(アマゾン)173〜3,761円絵本を借りた日にスーパーでそら豆を買い、読み終わったあとに実物を見せ、「これがそらまめくんのベッドだよ〜」というと「ふかふかで気持ちよさそうだね〜 そらまめだ〜いすき!」と言っていましたが、いざ晩ご飯にそら豆入りのポテトサラダを出すと、そら豆だけよけて食べていました。チャレンジ② 幼児食を学ぶ絵本大作戦があまり上手くいかなかったので、次に、知識を身につけてみようと幼児食の本を購入してみました。いちばんやさしい きほんの幼児食 (はじめてBOOKS)Amazon(アマゾン)411〜6,087円こちらの本は、和食をベースに、保育園で人気のあるメニューを中心に、簡単に作れるようにアレンジされたレシピがたくさん紹介されていて、わかりやすく、とてもオススメです。こちらを参考に、今まで作ったことがなかったメニューにも挑戦すると、少しずつ食べてくれるものも増えてきましたが、やはり100%食べてくれるわけではありませんでした。チャレンジ③ 見た目を可愛くするそこで今度は「見た目を可愛くしたら喜んでくれるかも?」と思い、色々工夫してみることにしました。野菜たっぷりチキンライスに大好きなゴリラの顔をデザインしてみると・・・「わーい!ゴリラだ!!」アップにするとちょっと怖いですけどね(笑)と喜んでくれたものの、結果は、一口も食べてくれませんでした。他にもキャラ弁を作ったり、見た目で喜びそうなものを手間暇かけて何度も作ってみましたが、ほとんど口にしてもらえませんでした。あとでたずねてみると、生き物が大好きな息子は、「食べてしまうとかわいそう」という優しい気持ちで全く口にしなかったようですが、こんなに手間暇かけて、息子のために頑張って作っているのになんで食べてくれないんだろう、とだんだん悲しくなってきました。そのうち試行錯誤するのも面倒になって、食べてくれる同じメニューばかり作るようになっていきました。心に響いた魔法の言葉そんなある日、子育てを応援するセミナーに誘って頂き、参加してみることにしました。そこで講座を担当されていたのが、超子育てアドバイザーの中山淳子さんでした。超ママ力 女性が輝く子育ての魔法Amazon(アマゾン)373〜4,980円ご自身の著書も出版されている中山さんは、「子育てをする上でイライラしないようにするにはどうすればいいのか?」というテーマで様々なアドバイスを教えて下さいました。その中で、一番心に響いた一言が、「子どものできないところばかり見ないで、いいところを見てあげてくださいね」という言葉でした。その言葉を耳にした瞬間、私は、これまで毎日息子が食べることができなかったおかずばかり見ていて、食べることができたおかずを気にしていなかったということに気づいたのです。これまでの私は、息子が食事を残してしまった時、「せっかく一生懸命作ったのに・・・」という思いから、「どうして〜のおかず食べられないの?」と言ってしまっていました。料理が大好きなだけに、食べてもらえないと自分を否定されてしまったような気がしてとても悲しくなるので、知らないうちにご飯を全部食べることを押し付けてしまっていたのかもしれません。そういう態度で子供に接してしまうことで、食事の時間=楽しくないという意識が生まれ、早く終わらせたいがために残してしまっていたのかもしれないなと中山先生の言葉を聞いて感じたのです。原因は自分にあったのかもしれないな・・・息子に変化を求めるのではなく、自分の態度を改めてみようと思いました。声かけを変えることで食事が楽しくなったそこで、その日の夕飯を息子に出した時に声かけを変えてみることにしました。こんなにおしゃれではないですけどね(笑)これまでは、「どうして〜のおかず食べられないの?」と言ってしまっていたのですが、その日は食べることができたおかずを見て、「今日は〜のおかずが食べられたね!」と褒めてあげました。すると、息子は「すごいでしょ〜!ぼく〜食べられるんだよ」と誇らしげな顔になったのです。そして、「もっと食べられるよ!」と他のおかずも口にし始めました。そうか!まずは子どもを認めてあげることが大切なんだ!それ以来私は、食べることができたものだけ見て褒める、という声かけをするように心がけていきました。そうすることで、子どもが食べてくれるのが嬉しくて料理を作ったり子どもと食事をする時間が楽しくなっていきました。完璧を目指すのではなく、できることから始めよう!今でも、おかずを全部食べることができずに残してしまうことがあります。そんな時は、「どうして食べられないの?」と否定的な質問をするのではなく、「あと1つ、どれだったら食べられるかな?」と肯定的な質問をするようにしています。すると、「じゃあ〜のおかずだけ頑張る!」と1品きちんと食べてくれるようになりました。そんな時、私は必ず「今日は〜を食べてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えることにしています。すると、息子は嬉しそうに微笑んで、「ママのご飯美味しかったよ!」と言ってくれるようになりました。たとえ全部食べてくれなくても、その一言だけで十分幸せなんです💕まとめ今回は、野菜嫌いの息子とこれまでどうやって向き合い、どんな声かけをして少しずつ克服できるようになったのかをご紹介しました。ポイントは、① 食べることができたものだけを見て褒める。② 常に子どもに肯定的な声かけをし、 食べてくれたことに感謝する。でした。実は私、20歳まで納豆が苦手だったんです。そんな私に、大学生の頃アルバイトとして働いていた高級料亭の板前さんが、「えみの納豆嫌いを治しちゃる〜」と言って野菜や刺身を刻んだものと納豆を混ぜたまるで宝石のように彩り豊かな納豆料理をまかないとして作ってくれました。その時、初めて納豆を美味しいと思えたことを思い出したのです。苦手な食材も、料理の工夫次第できっといつか克服できる。そして克服するまでに20年かかった自分のことを棚にあげず(笑)これからも長い目で見守っていきたいと思います。また機会がありましたら、どんなふうにレシピを工夫して野菜嫌いの子どもと向き合ってきたのかご紹介したいと思います。最後までお付き合い頂きありがとうございました。よろしければこちらもご覧ください。https://ameblo.jp/sweetandbreadocean/entry-12603414921.html『【全く「食」に興味がない私】が料理の先生になるまでの物語』こんにちは。温泉と緑豊かな大分県別府市で料理教室「マイコンフォートテーブル」を主宰しております、Emi Mituiです。私は、2016年12月までおよそ…ameblo.jp