迷列車①日本一つまらない鉄道会社

               JR東海がビジネスライクな理由

              【迷列車で行こう雑学編】

 

 

 

 「JR東海」という会社・・・

皆様はどのような印象をお持ちでしょうか?

私の場合はタイトルにもありますように「ビジネスライクに

坦々と走る」というイメージがありました。

そしてもう一つは意地悪な見方をすれば儲かり過ぎて?

頬が緩みっぱなしになるのを厳しい顔つきで上手に隠す

くそ真面目な会社(汚い言葉ですみません)と想像しています。

(←この件に関して擁護しますと儲かってる一方で本当は

  多額の借金と在来線の大赤字をかかえて苦しんだ時期が

  あったことを忘れないようにしないと)

  

 

会社というのは人にも似て・・・まあ人の集まりですから当然と

いえば当然なのですが何かに突き動かされるように厳しい

使命に歯を食いしばって頑張っている集団かなと思います。

JR東海の場合時にストイックなまでに自分たちの仕事に

打ち込む姿は愛おしくまた切なさすら感じさせてくれます。

(←あんたJR東海のファン?)

(←そういうわけじゃないけど過密ダイヤで5分置きに走るって

  人間技超えてるんじゃないですか・・・ただただ尊敬します)

そういえば外国人がストップウォッチを使って新幹線の発着

時刻を調べていた動画がありました。

全て時刻表通りだったのでとても驚いていました。

(秒数まで数えていました)

停車位置も指示通りピタっと止まる・・・海外では当たり前では

ないらしいです。

これは教育(研修)のたまものでしょうか。

利用者にとって本当に有難いことです。

 

東海道新幹線はドル箱路線ではあるものの当初5兆円の

借金を背負わされ、しかも管轄の在来線は全て大赤字という

がんじがらめの状況にありました。

ライバルは・・・航空機や高速バスだといいます

どうやって対決?するの?

やっぱりスピードで勝負ですか?

(新幹線を更に進化させていくため)

儲かった分だけ新車輌の研究開発、リニア、安全対策等

資金投入は惜しみません。

それにしても強気の経営です。

リニアから国が手を引いても臆することなく独自で頑張る

姿は頼もしさを感じます。

ただ静岡県の大井川付近で工事がストップしているのは

残念ですが・・・

この工事によって大井川水系に影響を与えているらしく

飲料水、農業・工業用水に使われる水量が減少している

という問題は解消されたのかどうか・・・

またトンネルを掘ることによrって水脈や水量、生態系に

影響を及ぼす可能性があることも考慮しなくてはいけない。

リニアの未来を考えるとこのまま進んでいいのか、それとも

中止した方が良いのか・・・なかなか難しい問題だ。

 

JR東海の生きる道(動画より)

JR東海には鉄道事業しかない・・・

営業収益の8割が鉄道事業だから。

実際鉄道で生きるしかないのだ。

それ故徹底的に安全性にこだわる。

 

JR発足当初新幹線保有機構の名のもとにJR東海には

1991年までとんでもない足かせがありました。

JR3社にリース料7100億円を課したのです。

  負担金 JR東海  4200億円

      JR東日本  2000億円

      JR西日本   900億円

上記の他に闇金のような取り決めがあったといいますから

もう呆れるほかありません。

 ☆儲かったら儲かった分リース料を上げていくぞ

   (←ちょっとちょっとお代官様~あんまりですやん)

 ☆期限は30年だが永遠に伸びるぞ 

   (←え~そんなバカな)

 ☆他の路線が伸びたらその分も払えよ

   (←そんな~酷い~やる気なくす~)

結局株式上場の条件に新幹線保有機構の解体を

迫られ1991年JRは晴れて自由の身となりました。

 

 

東海道新幹線のデザインを見ればJR東海の精神性が

透けて見える。

なんと簡素なデザインなのだろう。

まるでJR東海の理念を表しているようだ。

ビジネスライクをデザインしたかのように・・・

今日も新幹線はビジネスライクに走っている。