友人がもらった婚約指輪の話を何回かした
30代女性
私たち夫婦は同棲を始めて数か月後に妊娠が発覚し、入籍しました。
もちろん結婚前提の同棲でしたし、両家への挨拶も済ませていたので、結婚に反対されることはありませんでしたが、貯金はほとんどありませんでした。
入籍する前に結婚指輪は用意したのですが、婚約指輪が欲しいとは言うことが出来ませんでした。
素敵なデザインの結婚指輪を買ってもらえましたし、お金がないことも、生まれてくる子供が優先なこともわかってはいたので、自分では納得していたつもりでした。
ですが、友人と話していて「彼にプロポーズされた!婚約指輪はどこのブランドのどんな指輪だった!」という話を聞くたびに、羨ましいな~と思うようになりました。
それからは、友人に婚約指輪の話を積極的に聞くようになりました。どんなものをもらったのか、どんなデザインか、詳しく教えてもらいました。自分でもインターネットで調べました。
相場がどのくらいなのかわからなかったのですが、調べると思ったよりも手頃で、1回のボーナスで購入できる程度のものもあるとわかりました。
あまりにも高価で手が届かないものだったら諦めようと思っていたのですが、これなら購入できるかもしれないと希望が見えました。
夫に直接言うのは恥ずかしかったので、アプローチをすることにしました。
「友達が婚約指輪もらったんだって!」
「どんなデザインで、とっても素敵だった!」
「一生に一度だもんね」
あくまでもさり気なく、羨ましいことをアピールしました。夫も少し負い目があるようで、婚約指輪のことを考え始めたようです。
インターネットで調べたり、こっそりパンフレットをもらってくるようになりました。
まだ購入はしていませんが、次の記念日には婚約指輪をプレゼントしてもらう予定です。
今はお店を見なが指輪を探しています。一生に一度の婚約指輪なので、諦めずにアプローチして良かったと思っています。