10月22日(金)19:45 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3 D-10


どうしても観たかった映画です!現在のF1は、車の性能差が絶対です。どんなにドライバーに腕があろうと、優勝する事はできません。ほとんどのレースでは、車の性能順に順位が決まっていると言えるでしょう。でも、ドライバーのテクニックで順位が決められる時代もありました。


もし、仮にF1が全て同じ車で競われるとしたら、誰が一番速いのか・・・。多くの人がきっとこう言うでしょう、『そんなの、セナに決まってる』ってね!


■ストーリー■

天性のドライビング・テクニック、甘いマスクに秘められた激しい闘志で、F1界のみならず、全世界を魅了したアイルトン・セナ。レース中の衝撃的な事故以来、存在は神格化し、今も鮮明な記憶として人々の脳裏に生き続けている。そのセナ初のドキュメンタリー映画が完成した。セナ生誕50年にあたる今年、大迫力のレース映像、オンボード・カメラやインタビュー、プライベート映像で構成された、珠玉の作品となっている。


■感想■

TV用の映像がほとんどなので、画質は最悪、音質も最悪・・・・、でも、そんな事は何も問題ないっ!だって、セナの走りが、もう一度大きなスクリーンで観られたんだから!


全体的な構成は、セナのデビューから事故死するまでの一生をざっくりと追いながら、その時期のセナのプライベート映像を挟み込んでいるんだけど、プロストとの確執(レーズ以外)に多くの時間を使ってしまっている構成が残念だと感じました。


レースシーンは細切れにしか観れないし、まさに驚愕の、尋常じゃないオンボードカメラの映像は、もっともっと観せて欲しかったな!セナのドライバーとしての凄さよりも、1人の人間としてのセナの魅力を伝えたかったのかもしれないけど、それこそ、レースシーンをより多く観せるべきじゃないかなと思った。セナの走りは、それだけで十分伝わるよ。


日本のファンとして知らなかったけど、、セナがいかにブラジルの人達に希望を与える存在だったかを知った。そして、それに応えたかったセナの気持ちも。それには、本当にすごく感動した。


セナの人柄も垣間見られて、すごく純粋な人だなと、改めて好きになった。


没後16年経った今もなお、セナの走りは、少しも色あせることはなかったゼ!まさに大気を切り裂く閃光のようだ!!


F1が全て同じマシンで行われたならば・・・。多くの人々だけでなく、同じF1ドライバー達だって、プロストだって、シューマッハーもアロンゾもみんなこう言うんじゃないかな。『1番速いのは、セナさ。彼しかいない。」ってね。


余談ですが、何故か、シャツにジャケットその首元にはスカーフっていういでたちの金持ちっぽいオヤジが、若くて綺麗な女性を連れてる率が、非常に高かったのも、気になりましたよ。笑


満足度:50%

オンボード映像が凄い度:1000%

セナが世界一速い度:1000%


スズタカ☆ほぼ週刊・映画日記☆