先月から楽しみにしていたけれど、行くのを諦めていた「Girlish Culture リカちゃん展」。

「気分転換にいいかもしれないし、行きたいんだったら付き合うよ」と連れあいが言ってくれたので、着物を着てオデカケしてみることにしました。



近所へのお買い物と病院以外の外出は初めて。

病院へ行くほうが、産まれたてホヤホヤの可愛い赤ちゃんがいたり、幸せそうな顔をした妊婦さんがいっぱいだったりでよっぽど辛いけど泣かずに帰ってこられるんだから、きっとリカちゃん展は普通に楽しんでこられるはず。



「メイクをしても目元が全然いけてない~」とふてくされている私に、「そりゃそうでしょ」と事も無げに言ってくれるじゃないの。

かれこれ2週間以上も毎日泣いてるんだから、そりゃそう……だよねぇ



2代目リカちゃんビンゴ世代の私としては、リカちゃん=白い薔薇。

そう、あのリカちゃんの白い薔薇のヘアピンです。



だから、白い薔薇の帯。

半襟も薔薇と小花柄に。

別にこだわりなしのコーデ。

着物はうどん屋さん風の紬にしておきました。








リカちゃん展は大賑わい。

世代を超えて幅広い女性たちに愛されているのでしょう。

こちらは40代のお姉さんたちのアイドル、初代リカちゃんの着物スタイル。









こちらは2代目リカちゃんの着物スタイル。

着付けを手直ししてあげたい気分です。








いたいた!

およそ200体の初代&2代目リカちゃんが並んでいるなかで再会を果たしました。

私のリカちゃんドレスが一緒です。

懐かしいなぁ~。



このリカちゃんと、リカちゃんのお友達いづみちゃんを持って、近所のMちゃん家によく遊びに行ったものです。

Mちゃんは大きなリカちゃんハウスと洗面化粧台、ベッドなどを持っていて、二人の持っているお人形と家具、衣装を集めるとなかなか複雑なリカちゃんストーリーを展開できるのでした。

残念ながらボーイフレンドのお人形はなかったので、クマちゃんのぬいぐるみが男役。

時には濡れ場もあったり…(苦笑)







そして、リカちゃん展で一番ドキンとしたのがこちら。

私が持っていた唯一のハウスがこの診療所?だったのです。

患者さんを診察台に乗せて、いろんな荒治療を施したっけ。











このサイドボードも流し台も持っていたな~。

展覧会では当然ガラスケースのなかに収められているので触ることはできないのですが、ちょっとだけでいいから引き出しを開け閉めしたかった。





やっぱり自分が持っていたものを見つけると、感慨深いものがありますね。

甘くせつない思い出がよみがえってきます。

見た目はどんどん老けているけど、私って子供の頃とあんまり中身が変わっていないな~と思うのです。

















自分の顔を映すと、自動的に顔が認識されてリカちゃんになれちゃうモニター



リカちゃんになっても、さほど違和感がない自分が怖いです。

横で、私と一緒にリカちゃんになって笑っている連れあいもかなり怖かったですけど。



私のことを心配してくださっている方がこの画像を見たらきっと言葉を失っちゃうでしょうねぇ…。

まかりん、狂っちゃった?って。

でも、大丈夫。無理に笑顔でいるわけでもなんでもありません。

リカちゃん展、それなりに楽しんで帰ってきました。









「ね、私が元気だったらリカちゃん展なんて付き合ってくれなかったでしょ?」

「…そうだな」

「じゃ、元気になってからも付き合って欲しい場所があったら元気ないフリをすればいいわけだ」

「ま、そういうことだ」



こんなしおらしいことを言うこと自体、私がいつもの私じゃない証拠なんだけど。

久しぶりにデートみたいで悪くなかったかな