ぼや~っと身を預けて考え事をしていると、いてもたってもいられなくなっちゃうので気分転換も必要。



さりとて、テレビのバラエティ番組なんかはまるで別の星での出来事のような距離感だし、本や映画はストーリーに頭がついていかない、大好きな音楽もなかなか耳から入ってこない…。

やっぱり私は何か手仕事をしているのがいいのかも。

半分頭、半分手元。





ダラリ~っとした姿勢のままでできる編み物。

なんとなく、あった糸でかぎ針ケースを編んでみることにしました。



「産後にそんな細い糸で編み物なんてやめなさい」と睨みをきかせる母達の目をかいくぐって、編んでは休み、編んでは休みを繰り返し、やっとこ完成しました。




編みあがったレース編みのベースに合わせて、リネンで内袋を作って縫い合わせました。

マトリョーシカのアイロンプリントをペタリと貼って、ちょっと可愛く





紐は、紫にしようか、リネンにあわせてベージュにしようか迷い、結局2色づかいに。

お道具入れが気に入っていると、編み物を始める前から気分が良いってものです。






3匹セットだったアイロンプリントのマトちゃん。

足袋にでも貼り付けたらかわいいかも~と思って買ったものですが、我が家のこんなところにも1匹います。

かなり旧式の自宅のFAXにかけているカバーの隅っこ。

残りの1匹はどうやって使おうか。







「こんなときに編み物だの手芸だの、よく手につくものだね~。すごいわ」って言われます。

だけど、やりたくてやっているわけでもない。

なんにもしないほうがよっぽど辛いだけ。



お気に入りのかぎ針ケースが出来上がって嬉しいけれど、それと同時にまた手持ち無沙汰。次はなにしようかな…。







今日、家の玄関を出たところでご近所の奥さんに会って「産まれたんですか~?」って聞かれた。

「ダメになっちゃったんです」って答えたところでジワっと涙が。

それ以上うまく言葉をつなげなかった。

奥さんのうろたえた顔。

私の出産を楽しみに待っていてくれて、町内会の当番にも気づかってくれたばかりだった。

なんだか申し訳ないことをしたな…。

少し落ち着いたら改めてちゃんとお話ししよう。



やっぱりまだまだダメな私

こんな場面、きっとこれから何度もあるんだよ。