当場にはちみつエッセイが集まっています!
このブログでも随時取り扱っておりますが、今回ご紹介するのは夢子さんの作品です。
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「好き嫌いをなくしてくれたもの」
小さな頃に好き嫌いをなくす、ということは、大事なことだ。私の母も幼い時に苦手なものがあった。それは、トマトだ。
今のトマトと違い、昔のトマトは、独特の青臭さがあり、それが苦手を作っていた。
祖母(つまり母の母親)はどうにかして、子どものうちに食べられるようにならないか、考え、ある日トマトにハチミツをかけて食卓に出してみる。
母がおそるおそる口に入れてみると、ハチミツのいい香りと、程良い甘味が加わり、食べることができた。
それ以来、家でハチミツがけのトマトを食べ続けていたら、いつのまにか苦手感がなくなり、今では何も付けなくても食べることができている。
自分の母親がしてくれた苦手克服法を友達に話したら「トマトにハチミツかけるなんて、デザートじゃないんだから」と言われたという。
でもそのデザート感覚がなければ、未だにトマトは食べられなかったかもしれない、と私は思う。ハチミツは、母にとって、好き嫌いをなくしてくれた大事な存在だ。
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ちょっとした工夫で好き嫌いってなくなるものですね。
トマトに蜂蜜も意外と合うかもしれません。
なにかほかに蜂蜜との美味しい組み合わせがあったら教えてください。
蜂蜜エッセイは随時募集中です。
はちみつやミツバチにまつわるあなたの物語があったらぜひ教えてくださいね!