降り続く雪、雪、雪、、、 | ミツバチと共に100年♪ 鈴木養蜂場 はちみつ家のブログ

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なんか日本列島の日本海側がたいへんな雪に悩まされていますね。
長野県の北信地方も先週末、ドカ雪が降った後も晴れたり降ったりの断続的な雪が続き、凍った路面と屋根に積もった七、八十センチはあろうかと思われる雪がいつ落ちてくるか、絶えず気を張って外に出歩かなければなりません。
思えばまだ1月、春はまだまだ遠そうです。

さて蜂蜜エッセイ第2回は、三重県にお住いの森拓也さんの作品です。
タイトルは「地蜂蜜」、蜂蜜を入れたホットミルクでも飲みながらお楽しみ下さいネ。

「地蜂蜜」

 「ウチで採った蜂蜜やけど食べてみて」
 懇意にしている地元の漁師さんから自家製の蜂蜜を一瓶頂いた。蜂蜜はミツバチが作るのだから正確には自家製ではなく、自家採取と言うべきだが、くり抜いた切り株や古びた桶に木の板で蓋をし、山のあちこちに放置しておけば、どれかにはミツバチが巣を作るだろうという、実に自然任せの、しかし手間のかからない養蜂?だ。但し、時折見廻らないとイノシシに荒らされたり、スズメバチに襲撃されたりする。
 実は私は蜂蜜にはチョイとうるさくて、娘がニュージーランドに留学していた頃は、帰国する度に名物?のマヌカハニーを買って来てもらったし、インドネシアのロンボク島では、道端の屋台で蜂蜜でベトベトになった巣ごと買い求めて食べたりもした。オーストラリアでは、砕いた氷の上に乗せられた蜜アリをつまみ、溜め込んだ蜜でパンパンに膨らんだ腹をプチュッと潰して吸ったこともある。もっとも、普段は地元の八百屋で売られているノーブランドの地蜂蜜!を愛用しているが、スーパーなどで売っている中国産の蜂蜜などと較べたら桁違いに高価。しかし、味も桁違いに旨いから納得だ。
 ところで、娘が買って来たマヌカハニーはニュージーランドの生態系の中で、低木のハーブを代表するマヌカの花から集めた蜂蜜で、ものの本によると、昔から先住のマオリ族が薬用ハーブとして利用して来たマヌカには特別な抗菌作用があるとか。確かにちょっとクセがあるが濃厚でスパイシーな味わいだ。     
 対して地元の野生のニホンミツバチが集めた種々雑多な野山の花の蜜は、梅の花、ミカンの花の時期によって風味の違いはあるが、夏の暑い時期以外はほとんど結晶していて、南紀の温暖な気候を思わせる、いつまでも嘗めていたくなるような〃ほんわり?〃とした味だ。

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二ホンミツバチからマヌカハニー、蜜アリはミツバチじゃないけど様々な蜂蜜を食べつくしているようですね!
花の種類によっても味が異なり、特に日本人はクセがなくあっさりしたアカシア蜜を好む傾向があるといいますが、今までで食べた中で一番美味しかったのは何の蜂蜜かとても気になります!
蜜アリ・・・、筆者もちょっと食べてみたいです。
 

蜂蜜エッセイは随時募集中。
はちみつやミツバチにまつわるあなたの物語があったらぜひ教えてくださいね!

 

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