先日、慶應義塾大学を卒業いたしました。
昔から普通に大学まで通うことが夢でした。
仕事に専念する前に学問や教養を身に付けたい。
普通に学校生活を送りたい。
芸能以外の世界でのコミュニケーションも大切にしたい。
いっぱい欲張りながら、小中高と学業に励んで来ました。
現場で休憩時間があれば教科書を開き受験や試験の勉強。
学校が終わったら塾へ直行。
夏休みなどの長期休暇も朝から塾へ行き勉強。
時には学校の清掃活動後、ローファーを学校に忘れてしまい「大後」と大きく書かれた体育の靴で電車に乗り、そのまま作品の顔合わせに行ってしまったり、
学校終わりでダンスに通うために電車に乗ったら寝過ごし折り返して最寄駅近くまで戻ってしまったり、
前日に仕事があり、翌日学校へ行ったものの眠過ぎてお昼休みに寝てしまい、お昼ご飯を食べ忘れてしまったりしたこともありました。笑
朝6時に撮影が終了し、2時間だけ仮眠して学校へ向かったことも。
試験中は夜撮影を入れてもらっていました。
忙しい学生生活でしたが、どれも今となってはいい想い出です。
子役は仕事を言い訳に学業を疎かにしている、
そんなイメージを払拭したくて、
私なりに一生懸命勉強してきたつもりです。
最近の子役の子達はみんな学校も頑張っています!
皆さんが授業を終えて部活動を行うのと同じ様に、部活の代わりに俳優活動をしています。
私は、一部の保護者の方には私の活動が理解されず、高校から転校しました。
しかし誰にも子供の夢を奪う権利はありません。
遠回りしながらも
大学に入学することが出来ました。
大学には1人1人が夢を持っていて、お互いを励まし合える素敵な友人に出逢えました。
私の活動を理解し、応援してくれる先生にも出逢えました。
1番嬉しかったことは、香港国際映画祭の作品出演について先生から
「慶應にとっても名誉ある活動ですね。これからも頑張ってください。」
と言っていただけたことです。
こうして大学を卒業出来たのも、
私の「学業と仕事を両立したい。」という意志を理解し、サポートしてくれた事務所のマネージャーやスタッフ、監督さん、制作スタッフの皆様、先生方、友人のお陰であり、
そして何よりいつも遠い親戚のように私を見守り応援してくださったファンの皆様のお陰です。
感謝しています。
本当にどうも有難うございましたm(_ _)m
これからは作品で恩返しをしていきたいと思っています。
「勉強を諦めるな」
転校した時に担任の先生に言われた言葉です。
「大学を卒業すること」
高校の先生との約束。
私に目標を持たせ励ましてくださり、有難うございました。
大後寿々花
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